コード・ブルー～緊急救命の帰国外科医～【男主】 (ページ3)

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第2話ページ3

10分後、白石、藍沢、冴島を乗せたドクターヘリが戻ってきた

冴島「高橋哲平さん 38歳
胸痛で倒れている所を通行人が発見
意識はありますが、かなりの激痛みたいです」

藤川「さっき来た患者よりは軽症だな」

白石「でも油断できない
一旦麻酔かけてから CXR(胸部X線) 撮ろう」

「おーおーやってんね皆」

初療室の入り口から声がしたかと思うと
入り口には私服に身を包んだAが居た

白石「え、A先生！？」

藍沢「八神！」

冴島「なんで？！」

A「はいはい話は後ね
その患者は俺に任せろ、人手足りてないんだろ？」

白石が頷くとAは「よし！」と声をあげて
一人のフェローに声をかける

A「レントゲン見せて」

胸部のレントゲンを撮りに行き
レントゲンの結果を見ると

A「あー胸膜中皮腫だな…左肺に胸水が溜まってる」

「胸水…」

A「君名前は？」

「は、灰谷です」

A「灰谷君か
今から手術するから手術服着て」

灰谷「あ、はい！」

Aは灰谷の手を借りて手術を進めていく

白石「じゃあ、その2人はICUに運びましょう」

他に来た2人の患者も終わり
白石は手術中のAと灰谷を見た

白石「(やっぱり無駄の無い手術…
本当にA先生なんだ…)」

A「よーし終わったーこの患者もICUな」

患者はICUに運ばれていく

A「はー久々の日本に来てこれか
大変だな翔北救命」

白石「笑ってる場合じゃないですよ…
A先生はなんでここに？
ドイツに行ってたんじゃ…」

A「あぁ、行ってたさ？んで、帰って来た」

白石「帰って来たって……翔北救命に？」

A「もちろん、今日から俺もここの救命医だ！」

その言葉を聞いて
白石はパァっと効果音が付きそうな程に笑顔になった

緋山「でた、乙女白石」

A「なんだ、嬉しいのか？」

白石「もちろんですよ！
またA先生と一緒にここでやっていけるなんて…」

A「あっはははは！そうかそうか！
いや～嬉しいな～！」

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