第150訓 ストーカーって一体なんなんでしょうね(後編) ページ50
そこで銀時が口を開いた。
「まーまー オッサン。要はAに構って欲しかったんだろ？もう話したし構って貰えたじゃねーか。もういいだろ、そんなんじゃ奥さんが悲しむぜ？」
「妻は浮気して出ていった……。」
「ヤベこれ地雷踏んだ。」
「何やってんですか銀さん！」
Aは「とにかく！！」と叫んだ。
「オッサンさん。私は貴方につきまとわれて迷惑ですし、タイプでもないので付き合う気はありませんさようなら。」
「言い切ったアル。」
Aが言い切ると、オッサンは下に俯いて「うぅ…」と唸り出した。余程ショックを受けたのか「僕は…僕は…」と繰り返している。
「ならもう…僕に生きる意味が…、」
「え 生きがいだったの？」
銀時が呟いた瞬間オッサンは下に向かって傾いていく。神楽が走り出した。しかし勢いがありすぎたのか神楽はオッサンの顔面に膝蹴りしてしまった。
「！？オッサン死ぬなヨぉぉぉぉ！！」
「「「いや殺ったのお前ェェェェ！！」」」
「オイオッサン！無事か！？」
「夜兎の膝蹴り食らって無事なわけ……」
「なんで僕を生かしたんだよ！！」
「無傷や……。」
オッサンは顔面から鼻血を出しているだけで至って元気そうだった。
「……なんなんだよ。愛した妻に金ヅルにされた挙句浮気して出ていった……。美味いと評判のこのファミレスに通ってたらAちゃんと出会って一目惚れしてなんとかアピールしようとして……フラれて……。」
うっ…うっ…、と泣きじゃくるオッサンの胸ぐらを神楽は荒々しく掴んだ。
「オッサン！てめーの愛はそんなもんアルか！？本当に好きなら愛してるならもっとイイ男になってアピールしろヨ！！」
「え 神楽ちゃん？」
「………！！」
「浮気する妻をウジウジ気にしててもしょーがないネ！オッサンの今はAにどれだけ貢ぎ、アピールするかを考える事が重要ネ！！」
「……姉御ォ…！」
「いつから姉御？というか神楽お前、Aのストーカー悪化させてない？」
「今までの事はAに謝って、更生したらまたアピールすればいいアル！」
「はい゛…！ぼぐ、あ゛ぎらめまぜん！全力でアピールして振り向いて貰えるよう、がんばりばず…！ズドーガーも゛ぬずみもしばせん…！！」
「A！オッサンもこう言ってるし、きっとホントは良い奴アル！」
神楽が期待の目を送ると、Aはいつもと変わらない真顔で、
「……………まぁ、金ヅルとして扱ったる。」
「オッサンさん ホントにこの人やめといた方がいいですよ。」
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運動系引きこもり(プロフ) - 無影灯さん» はじめまして！コメントありがとうございます！面白いと言うコメントを頂くとやっぱり嬉しいものです…。はいっこれからも頑張りますね！！ (2020年3月12日 17時) (
レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - はじめまして、お疲れ様です！見やすくて、とても面白いです！これからも応援してます！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 7a1223e495 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - 糸針シナさん» シナさんいつもありがとうございます引き継ぎが出来ました。ほんと、お礼したいですいつか。評価の方はこちらで頑張ってみます！ありがとうございました…！！シナさんも更新頑張ってください応援してます…！ (2019年11月30日 16時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
糸針シナ(プロフ) - 評価ボタン押せるには押せますが見えませんね…、引き継ぎですが、こちらでできますよ〜！→ https://uranai.nosv.org/favcnt.php (2019年11月30日 16時) (レス) id: 2d5e82106c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年11月30日 15時
