幕府のボディーガードさん2【銀魂】

第89訓 戦って負けて買って引き分けて……アレ、「買って」って違くない？ ページ39

【銀時side】




あ〜〜〜〜〜最悪だよせっかくの休みなのにさ、無理やり仕事させられて怒鳴られるわ神楽に全部飯食われるわ新八はガミガミうるさいわお妙にダークマター食わされるわでほんっと毎日疲れたよ。銀さん疲れたよ？ねぇパト○ッシュ、疲れたよ俺。




「オヤジ〜とりあえず酒くれ酒。あと大根。」


「またアンタかい、何があったんか知らんけどねぇ あんまり飲みすぎも良くないよ。」


「うっせー 分かってるっつーの。」




屋台をやってる行きつけのおでん屋。行きつけっつっても大体この時期くらいからしかやらねぇんだよな。てかおでんって冬だろ。

アレ？てかこーゆー時ってやさぐれたサラリーマンとかマダオとかがサイドじゃないの？？なんで俺？？(←マダオ)

「ほいよ。」とオヤジの声で俺の前にゆらゆら水面が揺れる少量の酒と出汁が染み込んでいるのが分かる位色付いた大根が置かれた。

俺はやけくそに酒を飲んだ。




「(あ〜足んねェな…。)オヤジもういっぱ」
「オジサン 大根、たまご、糸こんにゃく、ちくわにはんぺん…おっ“ろーるきゃべつ”なんてあるやん。じゃ、これら十個ずつ下さい。」


「そんなにやったら商売出来ねぇよ！全部無くなるじゃねぇか！！」


「大丈夫や。オジサンなら明日中にまた食材を集める事が出来る。」


「なんの根拠で言ってやがんだ！！」


「………………………なんとなくや！」
「ドヤ顔で言うんじゃねぇ！！」




オヤジに「五個な！せめて！」と言われたそいつは少し不満げだったが直ぐにおでんが出てくれば顔を輝かせてかぶりついた。


俺はこいつを知ってる。




「よぉ 元気そーじゃねーか。アバズレ」


「銀時やん、この間ぶりやな。アンタの頭も元気そうで何よりや。」


「テメッそれ俺の頭ん事言ってんじゃねーだろうな。」


「安心せい、見た目も中身も変わらずハジけとるって意味やから。」


「なんなの？頭もその中もハジけ傷んでるって言いたいの？」





なんでコイツこんな無愛想になったんだ。俺何かいけないこと言った？？


アッ 昔から無愛想か。←

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