２１４、提案 ページ24
A「翔くん？私が『ありがとう』を言うんだよ？」
今説明したばかりなのに、逆にオレが『ありがとう』といったことに不服らしい。
翔「オレだって言ってもいいでしょ？いいこと教えてもらったんだから。Aちゃんはそうやっていつもオレに新しい風を吹き込んでくれるんだから、オレはそのたびにAちゃんに感謝したい。ダメ？」
A「私より翔くんの方がすごいって思わせてくれてるんだけど？感謝しきれないぐらいなんだけどな」
翔「だから、こうやって一緒にいるんでしょ？付き合ってるんでしょ？お互いがお互いを尊敬しあって、すごいなって思って、好きだなって思ってるから、ここにいる。だからさ、いいの。感謝は言い合うものなの！」
少しこじつけみたいに言うと、腕の中で彼女がフフッと笑う気配がした。それからぎゅっとオレを抱きしめる。
自分で言った言葉がすごくしっくり来て満たされる。
腕の中にいる彼女が愛おしい…
オレからもぎゅっと彼女の体を抱きしめた。
翔「あのさ、ちょっと提案というか、話したいことがあるんだけど、聞いてくれる？このままでいいから」
そう前置きしてAちゃんの様子を伺うと「うん」と小さく声が聞こえた。
緊張して心臓の音が自分の中に鳴り響くのが分かる。意を決して考えていた言葉を口にした。
翔「さっき、卒業したら家をどうするかって話してたでしょ。もし、この家を出て会社の方へ引っ越す気になったらさ…」
スーっと大きく息を吸った。
翔「一緒に暮らさない？」
ドクン
ドクン、ドクン…
心臓の音ってこんなに体に響いたっけ…耳から聞こえてるんじゃないかってぐらいの感覚に陥る。
Aちゃんが考えている時間、沈黙が長くて緊張に押しつぶされそうになる。
告白したときより緊張してるかも…
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あい(プロフ) - 黒衣さん» 黒衣ちゃ〜ん！ありがとう。いっぱいイチャつかせちゃった(笑)大学卒業の頃って変化が激しくて、いろいろ考えたり悩んだり夢を抱いたり… とっても素敵な時期だから挑戦してみたけど、難しかったぁ〜。私がお姉さんになりすぎてて大変さが増したよ(TT)緑の彼もがんばる (2019年6月27日 5時) (
レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ゆきままさん» ゆきままさん、ありがとうございます。気に入っていただけて嬉しいです♪実はハラハラドキドキな作品に憧れて、ぜひとも書きたいんですが…性に合わないのか、こういう感じになってます(笑) (2019年6月27日 5時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - Sakuraさん» Sakuraさん、ありがとうございます！みなさん、こっそりなんでコメントいただけると 喜んじゃいます(笑)それも嵌ってくださったなんて…顔ニヤけてます(*^-^*)次回作も頑張らねば！ (2019年6月27日 4時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - うぅ…終わってしまった…寂しい…がしかし！完結おめでとうです！翔さんといっぱいイチャついたぜ！と思いながらスッキリした読後感の作品を読ませて下さり感謝いっぱいです！脳内で社会人になっても時々ケンカする2人を思いニヤつきつつ緑の彼も楽しみにしてます！ (2019年6月23日 5時) (レス) id: 2ed1ba99cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまま - 完結おめでとうございます！ほんわか心が温かくなる作品で、大好きでした！また次回作期待しております。 (2019年6月22日 10時) (レス) id: 6749c8d29b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい
| 作成日時：2019年5月25日 7時
