２０３、善は急げ ページ13
東山教授に就職活動の報告をする。
今まで何回も相談にのってくださった。
A「教授にはいろいろ相談にのっていただいていたのに、結果が出ず…申し訳ありません」
東山「で？どうするの？これから。選択肢はいくつかあるけど？就職活動を続けるか、院に行くか…、就職浪人って手もあるか」
A「就職活動を続けます。院に行くことは考えたこともないから、そんな理由で行くこと決めたら失礼ですよ。就職浪人はもっとないですし」
東山「そうか？オレは西野は研究に向いてると思うし、院に入ったらオレも思う存分しごける。何よりしごいたらしごいた分伸びて芽が出そうだから育て甲斐がありそうだ」
A「ありがとうございます。そう言っていただけるだけで十分です」
お礼を言うと、体半分をこちらに向けて座っていた教授が体勢を少しずらし、私の正面になるように位置を変えた。それから真剣な目で口を開いた。
東山「じゃあ、就職の話をしよう。実は紹介できそうな会社が一つだけある。数年前オレの学生が始めた貿易会社でね。社員１０人もいない零細企業だが、やる気とパワーと頭脳はある。興味は？」
A「えっ…とありますっ！」
何の伝もない私にとってはどんな会社も魅力的に見えるけれど、それだけじゃない。
東山教授がさらっと話す「オレの学生」「貿易会社」「やる気とパワーと頭脳」というキーワードが頭に残る。すべてが魅力的なワードだ。
東山「膳は急げだ。今から電話する。いいね？２０分後にまたここに来なさい」
A「はい。教授、会社の名前だけ教えていただけますか？」
東山「アルファベット大文字で『ＫＪＨ』だ」
「ありがとうございます」とお礼を言って席を立つ。すぐに就活モードに切り替えた。
ネットで会社名を検索して情報を集める。必要な情報はインプットしておく。それだけですぐに２０分が過ぎてしまった。
東山教授の部屋に戻ると、
東山「１時半からここで面接。向こうも飛びついてきたぞ。オレは喜多川教授と食事だから遅くなるし、自由に使ってくれてかまわない。いいかな？」
A「はい、ありがとうございます」
お礼を言って部屋を出た。
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あい(プロフ) - 黒衣さん» 黒衣ちゃ〜ん！ありがとう。いっぱいイチャつかせちゃった(笑)大学卒業の頃って変化が激しくて、いろいろ考えたり悩んだり夢を抱いたり… とっても素敵な時期だから挑戦してみたけど、難しかったぁ〜。私がお姉さんになりすぎてて大変さが増したよ(TT)緑の彼もがんばる (2019年6月27日 5時) (
レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ゆきままさん» ゆきままさん、ありがとうございます。気に入っていただけて嬉しいです♪実はハラハラドキドキな作品に憧れて、ぜひとも書きたいんですが…性に合わないのか、こういう感じになってます(笑) (2019年6月27日 5時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - Sakuraさん» Sakuraさん、ありがとうございます！みなさん、こっそりなんでコメントいただけると 喜んじゃいます(笑)それも嵌ってくださったなんて…顔ニヤけてます(*^-^*)次回作も頑張らねば！ (2019年6月27日 4時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - うぅ…終わってしまった…寂しい…がしかし！完結おめでとうです！翔さんといっぱいイチャついたぜ！と思いながらスッキリした読後感の作品を読ませて下さり感謝いっぱいです！脳内で社会人になっても時々ケンカする2人を思いニヤつきつつ緑の彼も楽しみにしてます！ (2019年6月23日 5時) (レス) id: 2ed1ba99cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまま - 完結おめでとうございます！ほんわか心が温かくなる作品で、大好きでした！また次回作期待しております。 (2019年6月22日 10時) (レス) id: 6749c8d29b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい
| 作成日時：2019年5月25日 7時
