story68〜絶望が牙を剥く〜 ページ36
※苦手な方はご注意
A「嘘…だろ…」
コスモ「シロさんが…"目が冴える蛇"に乗っ取られて…」
冴蛇「ククク…やはりこの"目を醒ます蛇"の体は実に良い!! 俺には"願いを叶える力"位しかないが、コイツには底知れない圧倒的な力が宿っている!! これなら"また"問題なく"願い"に近づける…」
そうやってニタニタと不気味に嗤う黒いシロ…否、シロの体を乗っ取った"目が冴える蛇"。
奴は シロの能力である"目を醒ます"ごとシロを飲み込み、その力までも得てしまった。
つまりそれは…アタシらが圧倒的不利の状況に陥られたという事である。
ただでさえ厄介極まりない奴に"目を醒ます"力が加われば…そうそう敵わない事など目に見えてしまう。
佐久間「ｯ…!! シロを返せ…"目が冴える蛇"!!」
何やらブツブツと独り言を零し隙を全開に見せる奴へと、"目を瞑る"を発動させた佐久間が向かっていく。
佐久間の能力でなら奴を封じ込める事が可能なはず…!!
だが現実はそう甘くなどなかった。
奴は能力無効化されようが余裕綽々だったのだ。
冴蛇「以前はお前のその"未知の蛇"に一手を取られたが…それが何度も通用すると思うなよ？」
奴は隙全開でありしかも佐久間から目を逸らしていたにも関わらず、向かってきた佐久間の腹部に的確に強烈な蹴りをお見舞した。
その恐ろしい威力は傍から見ているアタシにも容易に想像が着くほど…悟ってしまう程。
それに"が…ｯ"と小さく悲鳴を漏らし、その衝撃で佐久間は蹴飛ばされそのまま部屋の壁へと叩きつけられる。
…かなりのダメージを受けた佐久間は即気絶、壁に凭れて気を失っていた。
鬼道「貴様ｯ…!!」
不動「何ウチの佐久間クンに手出してんだテメェ!?」
この二人だけでなく、佐久間を傷付けた奴に対しメカクシ団全体から怒りが上がる。
冴蛇「アイツには以前の恨みがあるんでね、早々に退場してもらいたかったんだよ。…後はテメェもだけどなァ!!」
霧野「な…ｯ…!?」
奴がそう声を上げたその刹那、奴は瞬き一瞬程の時間で霧野の背面へと回れば能力を発動する隙すら与えずに霧野の腹部に拳を一発。
嫌な音、そして霧野の聞き取れもしない悲鳴がしたかと思えば…気付けば霧野が地へと伏せて気絶していた。
神童「ｯ…霧野ォ!!!」
冴蛇「これで前回の復讐は果たせたなァ…"未知の蛇"はやはり早めに潰しておいた方が良さそうだ。…まあ結局は…この場にいる全員が"バッドエンド"を迎えるんだがなァ!!」
"悲劇はまだ終わらない"
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＊彩葉＊(プロフ) - 最終章についてですが、年が明けると同時に執筆開始していこうと思います〜！ (2021年12月25日 10時) (
レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - ユッキーさん» いえいえ〜！喜んでもらえて良かったです！！ (2021年11月3日 22時) (レス) @page40 id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
ユッキー - 氷浦貴利名君が出てきただと…!?僕の押しキャラーー!ヽ(=´▽`=)ﾉありがとうございますm(_ _)m (2021年11月3日 17時) (レス) @page17 id: 81b38530d7 (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - さくらもち。さん» ｱｯｱｯありがとうございます…!!!お待たせしてしまって申し訳ない…!!これから更新頑張ります〜!!! (2021年8月23日 1時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。 - 復活おめでとうございますー！待ってました！！更新頑張って下さい！！応援しています！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊彩葉＊ | 作成日時：2021年8月22日 17時
