memory46〜思わぬ再会〜 ページ13
A「クソッ…アイツら一体どこに消えちまったんだよ…!?」
愚痴を漏らしながら、夏の炎天下の中森の中を駆け抜ける。
だが一向に探し人であるメカクシ団の奴らが見つからない。
じわりと出て来る冷や汗が聞きたくもない事実を囁いてくる。
―――メカクシ団の奴らは神隠しに遭った―――そして―――
A「…絶対そんな事ない…!早く…見つけねえと…アタシは…また…!」
コスモ「…ご主人…ですがこうして探しているのに何で見つからないんでしょう…?ここはずっと一本道ですのに…」
荒い息遣いのまま、コスモの言葉に頷いた。
何度も言うがアタシらが歩いてきたのはただの一本道。
分かれ道や獣道など一切存在しない…何の変哲もない道だ。
それなのに現に奴らはいなくなっている…いつもはネトゲで働く頭が思考を巡らせる。
何故が脳内で繰り返す中、走り続けていると不意に何かに衝突した。
A「うわッ…!?」
?「えッ…!?夏空…!?」
衝突した為にアタシはその場に尻餅をついたが、自分の名前が呼ばれた事に違和感を感じ顔を上げた。
アタシの目に映ったのは…赤い瞳をした佐久間だった。
A「佐久間!?何でお前がここに…ってか探したんだぞ!?」
コスモ「サクマさん無事で良かったです〜!!」
佐久間「すまない…。気づいたら皆とはぐれていて…」
いつもはツンなアタシが珍しく涙目でそう言うものだから、流石の佐久間も戸惑いながらも詫びた。
A「…?てか…お前急に現れたよな…?」
アタシがそう問うた訳は、先程まで何もいなかったはずの場所に佐久間が立っていて、そして衝突したからである。
まるで神隠しから帰ってきたような登場の仕方…なんて苦笑しつつ。
佐久間「いやそれはこっちの台詞だぞ…夏空こそ急に現れた…」
A「ハア?一体どうなってんだよ…?」
コスモ「さあ…?不思議な事もあるんですね〜…」
そう呟くコスモにんな事言ってる場合かとツッコミを入れたくなったが、そこは抑えておいた。
さて…取り敢えず一人は見つけたし、他の奴らを探すか…と、足を前に進めた時。
?「痛…ッ!?」
佐久間「なッ…!?霧野!?」
A「ハア!?何お前も変な所で転んで急に出てくんだよ!?」
霧野「知りませんよ…!だって何もないと思ってたのに、何かが足に引っ掛かって…」
突然団員が二人が見つかったが、更にこの謎は深まるばかりだ。
一体この森では何が起こっているのだろうか…?
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*彩葉*(プロフ) - 最終章についてですが、年が明けると同時に執筆開始していこうと思います〜! (2021年12月25日 10時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
*彩葉*(プロフ) - ユッキーさん» いえいえ〜!喜んでもらえて良かったです!! (2021年11月3日 22時) (レス) @page40 id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
ユッキー - 氷浦貴利名君が出てきただと…!?僕の押しキャラーー!ヽ(=´▽`=)ノありがとうございますm(_ _)m (2021年11月3日 17時) (レス) @page17 id: 81b38530d7 (このIDを非表示/違反報告)
*彩葉*(プロフ) - さくらもち。さん» アッアッありがとうございます…!!!お待たせしてしまって申し訳ない…!!これから更新頑張ります〜!!! (2021年8月23日 1時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。 - 復活おめでとうございますー!待ってました!!更新頑張って下さい!!応援しています!! (2021年8月22日 23時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*彩葉* | 作成日時:2021年8月22日 17時