【イナイレ】夏色デイズ. 【カゲプロパロ】 (ページ41)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:3,714 hit

memory32～謎の青年"シロ"～ページ41

ヒロト「じゃあ佐久間くんも目の能力を持っているので……メカクシ団に入団しようね☆」

佐久間「ええ？それ強制なのかよ……？」

ヒロト「うんそうだよ？それに君の能力『目を瞑る』は周りに影響は及ぼさないけど、僕らにとって君みたいな能力は必要なんだ。例えば能力が暴走した時……とかね」

少し苦い顔をしながらヒロトは佐久間を説得する。

事実、能力が暴走した際それを止める術は無い。いつも大体自然に治まるのを待つのみなのだ。

現にアタシが入団してから能力が暴走したのは…涼野(ずっと消えていた)、アフロディ(視線を集めまくった)、鬼道(大量の情報が頭に入り込んで気絶した)、不動(何故か猫の幻が大量出現した)など。

最後のに至っては、不動ではなくアタシが気絶したがな。←

てな感じでホントに佐久間のような能力を必要としているのだ。

佐久間「……分かった。ひとまずは入団する事にする」

ヒロト「それは良かった。入団してくれてありがとう」

佐久間「ああこちらこそ。これからよろしく頼む」

佐久間がメカクシ団に来て初めて自然に笑った。

最初はかなり絶望しきった顔つきだったが…やっと笑えたのか。

こうして佐久間の件も解決し残るは…

A「後はアンタだな……シロ」

何故か佐久間と一緒にいたという謎の青年、シロだ。

シロ「え？ぼ、僕？僕……何かしちゃったかな？」

A「いやそんなんじゃねえよ。ただ……アンタが何者なのかを知りたい」

だってコイツ…自分の事何も話してないからな。

何なら自分の事を話す前に、見ず知らずの鬼道たちを探しに行ってるしな。

アタシがじっと観察するようにシロを凝視すると、シロはアタシの視線から逃れ顔をそらした。

シロ「そ、そんな事言われても……僕、何一つ自分の事分かんないもん」

全員「……は？」

予想外のシロの答えに皆一斉に変な声を漏らす。

自分の事分からないとなると…考えられるのは記憶喪失だけども。

A「記憶喪失……なのか？」

シロ「う～ん……よく分からない」

いやこっちが言いてえよそれ！

どうやら…まだまだ謎は残っているようだ。