【イナイレ】夏色デイズ. 【カゲプロパロ】 (ページ16)

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memory12～LETSメカクシ団入団☆(尚強制の模様)～ページ16

A「あ、アタシに……こんな厨二病の集団なとこに入れっての？」

基山「うん、そうだよ。第一、君は目の能力を持ってる。しかもその能力は全くコントロール出来てない！だからこその入団だよ！……ていうか、俺たち厨二病の集団じゃないし」

いやいや、普通に考えてみろ！どう考えたって、こんなの厨二病の集団じゃないか！

そんなとこに、純粋なアタシを巻き込まないでほしい←

A「能力だとか……別にいいんだよ。アタシのは周りに被害をもたらさないんだからな！」

あ～だこ～だ文句を言って拒否してると、ふいにアフロディが口を開いた。

亜風炉「……確かに君の力は周りに被害をもたらさないけどさ。僕や風丸くんみたいな能力は違って、周りを巻き込んでしまう」

風丸「アフロディ……」

『目を奪う』と『目を合わせる』…そういえば周りに影響する能力だな。

だとしたら…メカクシ団に入る前はどうしてたんだ？

亜風炉「僕はこの力で今まで苦しんできた。コントロールなんて出来なくて、人の視線を集めちゃって……『変人』扱いされて人の目に入る事が怖くなっちゃって。……でもね。ある日、涼野くんに出会ってメカクシ団に入って、皆と一緒に特訓したら少しだけどコントロール出来るようになれたんだ。君もさ、今後能力で苦しむかもしれない。だから、ね？」

アフロディが苦笑を交えつつ語った。

それは聞いていて心が痛むような、そんな話で。

自然とアタシは口を開いていて、アフロディに詫びていた。

A「……スマン。アタシも自己中だった。確かにアタシの力はそんなでもないけど、アンタたちみたいな能力もあるもんな。……決めた、アタシ『メカクシ団』に入る」

亜風炉「……！僕らの気持ちを分かってくれるだけじゃなくて、メカクシ団に入ってもくれるなんて……！ありがとう！」

アフロディが先程の表情を一変させて、眩しい程の笑顔を見せる。

あ～あ、ホントアタシってこういうのに弱いんだな。

今までの自分じゃありえないな、と内心笑っているアタシがいた。

涼野「……アフロディ、迫真の演技お疲れ」

亜風炉「へへ……なかなかうまかったでしょ？」

A「演技？ちょっと待て！？アレ演技！？」

基山「そうだよ？だって全然入ろうとしないんだもん！だからアフロディくんに演技をしてもらってたんだ」

は？そんなの…そんなの…！

A「反則じゃねえかーーーーーッ！！」

こうして、アタシの入団が決まったのであった。