全員での方程式 ページ35
〜シャークんSide〜
誰かに呼ばれる声に、俺は意識を取り戻した。
ここは...
相当寝てしまったのか重い瞼を開く、瞳に映ったのはスマイルの姿だった。
スマ「おっ！おはよう、シャケ。…本当に、ありがとう。あの時お前が完全に暴走していたら、俺らは確実に死んでるか全員捕まってた。悔しいけど。」
周りを見ると、ぶるっくは未だ寝ていたが、それ以外の4人は俺の周りに集まっていた。
シャ「スマイル...みんな…」
なか「お前、今人気者だからなｗ」
Nakamuに手を取られ体を起こすと、周りには沢山の薬瓶や器材、魔具などが置いてあった。
何となく俺が目覚めるまでずっと看ててくれたんだな、と察した。
すると次の瞬間。
きん「シャケえ！ごめん...俺があんな奴と取引したのが始まりだったんだ。そのせいで...お前がまた...」
泣きながら俺に縋る彼しくない彼を見て、俺も申し訳ない感情が生まれてきてしまった。
シャ「俺こそ、ごめん...俺、やっぱり勝てなかった...また皆に迷惑かけて、傷負わせて。心配させて。最強失格だよ...」
なか「いや、シャケは凄いよ。ありがとう、耐えてくれて...なんか上から目線だけど、もう、もう大丈夫だよ、お前の意識が未だ戻らなかった間、俺らが、お前に掛かってた薬の呪いは解いたから。」
シャ「え...」
本当に、驚いた。同時に感謝。
俺本人が諦めてたのに。
きり「ぶるーくは解毒剤だけでOKだったけど、お前はまさか呪いまで掛かってるとはマジで思ってなかったよ...疲れた」
なか「これで、大丈夫だよシャケ。早く解いてやれなくて、本当にごめん。」
Nakamuの笑顔が、溢れて来てしまった涙で霞んでしまう。
心から此奴らに出会えてよかったと、そう思えた。
シャ「う...ううっ…」
なか「ふはっｗシャケが泣いちゃったよ、どうするよ？」
きん「とりま写メ取りたい」 スマ「ちょ世界線が崩壊するぞ」
ガチ泣きして笑われてしまったので、俺は凄く恥ずかしくなって毛布に顔を埋めた。
シャ「何だよ、お前ら...ううっ...は、恥ずかしいん、だけど...」
きん「でも、安心したらそうなるよな...俺も彼奴と取引して魔力崩壊しないぐらいの魔力、供給してもらったからさ...もう消えないってわかったら、腰が抜けちゃってね。」
シャ「ふ、ふは...そういう、もん？じゃ、ぶるっくが起きるまで、待つか。」
最後の言葉を汚名を取り返そうとカッコよく言ったつもりだったけど、嗚咽が混じってしまったのは言わないお約束。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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