救え ページ32
〜きんときSide〜
きん「っぐ…止めろ...ぶるーく...シャー、クん...」
俺は親友を攻撃できるわけがなく、ひたすらガードを続けているだけだった。
そのバリアも、既にもうすぐ壊れるんじゃないかという位罅が入っている。
きん「なあぶるーく、シャークん...なあ？！俺が間違ってた、俺のせいなんだ...お前らが辛い思いをする必要は無いんだよ...」
聞こえない、聞いてくれないと判っていても、声をかけ続けることしか、今は出来ない。
その時。
ぶる「…て。」 きん「…え？」
ぶる「逃げ、て...」 シャ「お願、い…」
彼らの瞳は血のような赤色に染まっていた。だけどその顔は痛みに歪んでいた。
その絞り出すような声を聴き、初めて気づく。
そうだ。彼奴が操っているのは2人の身体だ。心じゃない。
言葉は届いてる。だけど意味がないんだ。
ぶるっくが俺に向かって無言で炎を纏った拳を振り上げる。
ぶる「駄、目...」
でも彼は自分で攻撃を反らし、腕を必死に抑えて俺の方を優しく見つめている。
今思えば、彼らの攻撃はなかなか俺に当たらない。
少し、希望が見えた。そう思った時、彼の声が聞こえた。
シャ「駄目、きんとき...油断、したら...俺、そろそろ正気、保ってられ、ない...」
ぶる「僕、も...」
きん「？！」
次の瞬間、俺が見たのは地獄絵図だった。
周囲はぶるーくの炎で焼き尽くされ、俺の足元に一瞬で沢山のナイフが突き刺さる。
俺は直ぐに、動けない状態にされてしまった。
くそ...ここまで...か...
ごめん。もう...無理みたい...
「ありがとう、きんとき。」
きん「？！」
頭を上げると、目の前に立っていたのは、Nakamuと...誰？
金髪の青年。きりやん...だよな？スマイルは？何処に...
彼が振り向く。その瞬間、俺は驚愕した。
彼の瞳は琥珀色と、紫色のオッドアイに成っていた。
ローブはきりやんのの白地に、被さる様に黒の模様が入っている。
なか「ごめんね、遅くなって。最強に成って、帰ってきたよ。な？きりやん！」
きり「ふふっ…まあ、ね。行くよ、スマイル！」
次の瞬間、彼は今まで見たことのないスピードで先ずぶるーくに向かうと、額に手を触れた。
ぶる「あ…」
がくん、と彼の膝が崩れ落ちる。眠らされたのだ。
きん「早い...」
次はシャケに向かうと、もう一度額に触れ、一瞬で眠らせてしまった。
なか「仕事、早いｗ」 きん「きりやん...？スマイルは...」
すると、彼は意味ありげに微笑し、右手を上げた。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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