不完全 ページ13
〜シャークんSide〜
きん「でも...分かってることが一つある。」
シャ「…え？」
すると彼は何故か躊躇でもするようかの様に顔を歪めると、立ち上がって言った。
きん「多分きりやんとスマイルは...もう今一緒にはいないと思う。」
シャ「それは俺も思ってた。きりやんが...そんな現実、受け止められるとは思えない。俺だって...俺が今きりやんだとしても、絶対に耐えられないと思う。」
沈黙が流れる。数秒後、俺は自分の言ったことに対して驚いた。
シャ「ちょっと待て！きりやんとスマイルは出会ってから離れたこと無かったんだよな？！」
きん「ああ…」
シャ「離れたら...伝説が本当なら、光と影は一緒じゃなきゃダメなんでしょ？もしきりやんがスマイルともう既に離れていたら！まずいんじゃない？」
きん「…」
俺はきんときに訊いたはず。なのに何故かきんときは黙っている。
俺は違和感を覚えた。
シャ「どうしたんだよ？何で黙ってるんだよきんとき...」
きん「…ごめん。シャケ。俺は...」
次の瞬間、俺は驚いた。きんときが、俺に向かって、
杖を向けていたからだ。
シャ「え...」
きん「ごめんシャケ。きりやんとスマイルの問題だけじゃない。俺の...俺の問題もまだ終わってない...まだ俺の体は完全に戻ってないんだ。」
シャ「きん…とき？」
きん「スマイルに約束したんだ…俺も頑張るから、お前もきりやんを守れって！これは俺たちの問題…シャケは…シャケは俺たちのために、ちょっと寝ててね。」
シャ「え…それって…」
「待って」と呟いて俺はきんときに手を伸ばす。でも、その手が彼に届く前に、俺の意識は飛んだ。
〜きんときSide〜
きん「ごめん。シャークん、Nakamu、Broooock...」
俺は目の前で気絶している、
3人の名前を呼んだ。
これで...スマイルを守れるはず。
俺も...もとの身体に戻れるはず。
俺はスマイルにテレパシーを繋いだ。
きん「スマイル？」
スマ『きんとき...そっちは、どう？』
きん「…もう終わったよ。」
スマ『そっか...」
きん「そっちは？」
するとスマイルの声...いや言葉が急に届いてこなくなった。俺はまだ覚えたばかりだった自分の魔法が不完全だったと勘違いしてしまった。
きん「...あれ？スマイル？」
スマ『ごめん。駄目だった。』
きん「…大丈夫。分かってたよ。」
俺はテレパシーを切って、3人の前に立った。
この、中から...
駄目だ。
俺には、選べない。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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