彼らの旅に週末を。 ページ37
〜NoSide〜
彼...Nakamuは、その本をぱたんと閉じた。
「よし...俺の書く分終わり！」
「ほら、出来たよBrooock...」
そういって皮張りの厚い本を、ベットの上で眠る青年に見せるNakamuは、決して魔法使いなどではなく、
ゲーム実況グループ「ワイテルズ」のリーダー、Nakamuであった。
あれから...Broooockが交通事故で意識不明の重体に陥ってから、もう半年が経った。
「お前が居ない間、みんなで本作ったんだよ！」
「御寝坊さんなんだから！…起きてよ。ねえ」
この活動休止期間中、Broooockの回復を願って、みんなで物語を書いた。
それは、Broooockが病気...自分の魔法に打ち勝つ物語。
彼はベットの上の茶髪のアホ毛を、ふんわりと撫でた。
その顔は、少し寂しそうだった。
「大大大遅刻だぞ！こんどきりやんに絞めて貰うからな...なんてねっ...」
独り言は続く。
独り言？
「…う...Nakamu？」
「っ！！！Broooock!!!!」
否、一人じゃない。
...彼らの旅に、週末/終末を。
―――END−−−
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すみれ - 完結からずいぶん遅れましたけど完結おめでとうございます!とてもいいお話でしたよ!最高のお話ありがとうございました (2022年10月19日 17時) (
レス) @page38 id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 更新遅れてほんっとにごめんなさい…。ていうか今日の掛けあい分かりにくっ？！ちゃんとスペース開けたのに…。 (2019年7月23日 20時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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