Nextday ページ2
〜シャークんSide〜
ふと考えた。
何故俺は別に思い入れもない国と国の戦争に、命を懸けてまで参戦しているのかと。
でも、次に思った。
「…スマイルを助けないと」
これが、
〜BroooockSide〜
これが僕らが今ここにいる理由なのか。
〜
「…状況が変わった」
目が覚めたきりやんが呟いた。
「スマイルを助けるんだろ？」
シャークんがいう。彼が頷いた。
僕も頷く。きんときも少し困惑したが僕らに合わせて頷く。
記憶をしっかり取り戻したNakamuも、頷いた。
「ああ。…作戦を言う。シャケ結局あのボタンは押せないんだよな？」
「そうだよ、あの暗号をなんとかしろって…」
「…今頑張ってんだよ。でメンバーだけど、きんときとNakamuがこっちの防衛。シャケ、Broooock、俺がスマイル救出の為黒の国に乗り込む！」
「え、待ってそれは頭悪い」
咄嗟に僕は声を出してしまった。
僕がきりやんの作戦に意見するなんて初めてだ。
周りも少し驚いている。
まあ、強いシャークん、僕を救出に向かわせるのはわかる。
でもNakamuの魔法は元に戻ってしまったんだ。きんときも強いとは言え、2人とこっちの国の兵で何万と言う数の兵からこの国を守るのは不可能。
ましてや最近まともに魔法を使っていないきりやんが、ボタンの暗号も解かずに司令塔の立場を捨てて敵陣に殴り込むなんてこっちの国を捨ててると同じ事になる。
でも、スマイルからの必死のメッセージを受けたきりやんが、自分で黒の王を倒しに行きたいその気持ちは僕にも解る。
「…解ってる。無謀な割り振りな事位。」
きりやんが、ぼそっと呟いた。
次の瞬間、彼がどんっ！と拳で地面を叩いた。
「でも、俺はスマイルを放って置けないんだよ…！」
「それは俺も同じだよ」
すると、Nakamuが言った。
「…安心してぶるっく、皆。ここは俺が守るよ」
「でも…」
すると彼はにこっと微笑んだ。
久しぶりの彼の笑顔。矢張りホッとする。
「リーダーはリーダーらしく、指示させてもらうね！」
彼のその言葉が、懐かしく聞こえてしまったのは可笑しいだろうか。
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すみれ - 完結からずいぶん遅れましたけど完結おめでとうございます!とてもいいお話でしたよ!最高のお話ありがとうございました (2022年10月19日 17時) (
レス) @page38 id: a70cb7c9e5 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 更新遅れてほんっとにごめんなさい…。ていうか今日の掛けあい分かりにくっ？！ちゃんとスペース開けたのに…。 (2019年7月23日 20時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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