向日葵 - 8 ページ8
三百六十度、ガラス張りの通路に囲まれ、左右にも警官が現れキッドの逃げ道を塞ぐ。
一人の警官が無線で「キッドを追い詰めた」と連絡を入れる。
観念したのか、キッドは持っていた銃を素直に銃を床に落とした。
チ「よしっ！次は両手をゆっくり上げ、その場に膝を附け！」
キ「…………」
チ「聞こえなかったのか！？両手を見えるところに上げるんだ！」
微動だに動かないキッドに、チャーリーの背後から駆けつけた次郎吉と園子、Aが現れる。
「キッド様ー！」とキッドに駆け寄ろうとする園子を次郎吉は手で制した。すると、キッドの両腕がゆっくりと上がり始める。
チ「よし、そうだ。ゆっくり……そのまま………」
チャーリーは銃を構えながら、キッドの動きを緊張した面持ちで見つめた。
銃を握った手に力が入る。
キッドは軽く握った右手を頭上に上げた。ガラス窓に映ったその手の中に、何かが握りしめられている
チ「あっ！」
チャーリーが気付くと同時に、キッドが閃光弾を床に投げた。
強烈な光が周囲を包み目の前が真っ白になる。
「クソォ！」と視界を奪われたチャーリーは、光の中キッドに向けて闇雲に発砲した。
銃声と共にガラスの砕ける音が響く。
『ｯ…今すぐ撃つのをやめて……！』
光が弱くなると共にAはチャーリーの前に周り銃口を手で握りしめた。
舌打ちをしたチャーリーはAを振り解こうとするもピクリとも動かなかった。
チャーリーは少しのイラつきを表情に浮かばせるも銃を手放し割れたガラス窓の方に駆け寄った。
キラキラと宝石のように輝く風景の中、真っ白な物体が空を舞っているのを見て、また舌打ちをした。
次「逃げられた様じゃな！」
チ「ッチ…！」
園「ちょっとA！ムチャし過ぎよ…！」
『あは、はははっ……ごめん園子…』
チ「おい！どうして邪魔をした！」
Aに何度か邪魔をされたチャーリーは標的を変えAに突っかかり始める。
女性だとお構いなしにAの胸倉を掴み上げ、座り込んでいたAを無理に立たせた。
『貴方達が簡単に発砲するのとは違って、私は生きて彼を捕まえるって決めてるの！彼に怪我なんてさせたら容赦しないから…ッ！！』
キッと睨みつけると「そうよそうよ！」と横から横やりを入れてくる園子。
チャーリーは不服そうにAから手を離し、割れたガラス窓に歩み寄った。
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ゆうみん - コナン君は、彼女ちゃんが大好きなんだね、これからどうなるのかな続きが楽しみです😄 (10月16日 7時) (
レス) @page8 id: 0a46edb41a (このIDを非表示/違反報告)
みらい@ﾏｻｲ(プロフ) - ハロウィンの花嫁と同時並行で進めていきます。(主が書きたくなっただけ) (2024年5月9日 23時) (レス) id: b5937c566a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みらい@ﾏｻｲ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時：2024年5月9日 23時
