14話 - 思い出 ページ14
降「A。紹介するよ…左から諸伏景光、松田陣平、伊達航、萩原研二。皆警視庁警察学校の同じ班だったんだ」
『え、えっと…諸伏さん、松田さん、伊達さ…ん、萩原さん?』
Aに少しでも思い出して貰おうと一人一人の名前を呼びながら紹介をしていく
それを繰り返し呼ぶAの言葉が、伊達班長の時に少し詰まりが見えた
警察学校時代、Aは僕達のことを、
だからなのだろうか、伊達
あくまでこれは僕の憶測に過ぎないが…
松「記憶が無いってのは本当っぽいな」
『す、すみません……』
松「じゃあ俺とAが恋人同士だってことも忘れた?」
『…………えッッ!!?』
この場の空気を和ませようとしたのか分からないが、松田の発言に萩原が松田の頭を殴った。
ワーワーと騒ぐ2人に呆れてため息が漏れる
『…………っふふ』
降「ッ………A…?」
『………なんだか、皆さん本当に仲がいいんだな〜って思っちゃって』
伊「何か思い出しそうか?」
『いえ……全く…』
諸「ん〜…Aが思い出せそうな出来事か〜……」
萩「降谷ちゃんアルバムとか持ってねーの?」
降「アルバム?確か…景、後ろの引き出し開けて」
諸「これか?」
降「そう、それそれ」
アルバムと言っても教官達に隠れながら取ったものばかりで授業を受けている最中の物は少ない。
そういえばあの時のカメラ、松田が消音に弄り治して2回目でぶっ壊れたな…
萩「うわー!それ懐かしい!」
『これが…私………』
俺たち6人が写っている写真を見て、目を細めページをめくっていく
僕と松田が鬼塚教官に叱られている所、萩原の髪で遊んでる景とA、
伊達班長に全員がぶら下がって遊んでる所、寝相が悪い松田の写真、Aが告白された所に飛び出す僕達、
教場旗を掲げ皆で笑顔を向けた写真…
『…………………………ごめんなさい。やっぱり思い出せないや』
困ったように笑みを向けるAを見て、僕は次のページを開いた。
そこには個人のメッセージだろうか、手書きで書かれていた。
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降谷の嫁。。(プロフ) - えー (2023年1月12日 11時) (レス) @page16 id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
赤井秀一(プロフ) - 実に面白い。。降谷くんがんばれ! (2023年1月10日 11時) (レス) id: 4c06de93fc (このIDを非表示/違反報告)
降谷の嫁。。(プロフ) - みらい@マサイさん» 組織にいたのはヒロの妹だったも素晴らしい作品ですよ! (2023年1月5日 23時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - 降谷の嫁。。さん» 嫁ちゃんだ…!やっと私の元に🥹 勝手に嫁ちゃんがコメントしてる作品は人気作品と認証してます…。 好き言って貰えて感激です🥲💕︎ (2023年1月5日 20時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
降谷の嫁。。(プロフ) - みらいちゃんの作品好きだわ^_^ (2023年1月5日 18時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2023年1月5日 15時