【名探偵コナン】俺より勝る "男は" いない ２

引き分け ２６ ページ6

『おまたせ。あれ、ひろと松田くんは？』


伊「2人はちょっとな。所で迷子は大丈夫だったのか？」


『うん。伊達班長はお茶でよかった？』


伊「おぉ。ありがとうな！」


萩「なあなあ降谷ちゃん、Aちゃんってマジック出来んだ。」


降「え、いや？僕は見たことないけど」


『零。はい水』


萩「Aちゃんさ、さっき子供に見せてたやつできたりすんの？」


『さっき……あぁ、貝殻のやつかな？』


萩「そう！それ！」


『ん〜…………さて私の手には何もありません。ブレスレットもつけてないのを確認して頂きます』



両手を開きパーカーの袖を巻き上げまた両手を開く。
さっきと同様砂を掴み息をかけながら砂を落とす
そして手のひらを差し出す形で2人に見せる



『なんということでしょう、貝殻のブレスレットの出来上がり。そしてもう1つ』



耳朶を指でつまみ手で覆ったあと離す
ポンッと今現れたかのような効果音を口でつける



『はい。貝殻のイヤリングの出来上がり』


伊「そんな事も出来んのか！凄いな赤井！」


『ふふっ、結構簡単な仕組みになっていてね。』



パーカーのジッパーを下ろし肩を出す。
その瞬間パーカーを掴まれ元の状態に戻された



降「ダメだ！！」


『ダメって……ここは海だから水着なるのは普通だと思うのだけど』


降「だーめｯ！！」


『ダメって君ねぇ……そんなに露出の無いものだから大丈夫だよ。ほら』



零の手を退かしてパーカーを脱ぐ
汗ばんでいた中に暖かい風が流れ込む。



『で、さっきのはこれね。』



肩のアクセを取り外し端と端を繋げて見せる

レースハイネックのオフィショル、水色の水着。
肩に貝殻のチャーム。そのチャームを円にするだけでブレスレットになる。
イヤリングのネタはシークレットだ。



『落ちる砂に視線が行くからバレにくくて…………ってどこ見てんのかな。零のえっち』


降「ｯ！な！そんなんじゃない！！//」


『まあまあ男の子だもんね。仕方ないさ』



脱いだパーカーを再び羽織り、購入したカルピスを口に運んだ後立ち上がる



『さ〜て折角だ、少し運動も兼ねて泳いでくるよ。荷物よろしく』



耳につけたイヤリングを外し萩原くんに渡す。
太陽で焼ける肌を冷ますため海へと移動した。

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