・ 菅原side ページ6
菅「あっ、居た居た日向。ちょっといい?」
日「あっ、菅原さん!」
烏養さんとの話を終えた俺は、今、自分にできる事をしようと思い、あらかじめ用意しておいた紙を渡そうと日向とAを探していた。
既に影山、月島と山口には渡してある。後は二人だけだったのもあり、トイレから出てくる日向を見つけてサインを描いた紙を渡した。
菅「俺は、影山みたいに日向の動きに合わせてあげる技術はないから、次にこういう攻撃出すよ。ってサインを出したいんだ。こういうの覚えたりするの嫌いかもだけど……」
日「そんなこと無いです!サインとかカッコいいから覚えられます!!」
菅「試合では使えないから、練習で付き合ってくれると嬉しい。」
日「ハイ!いくらでもやります俺!どんなトスでも打てるようになります!!」
菅「良かった……なあ、A見なかった?後はAに渡すだけなんだけどさ…」
日「Aですか?風呂から分かれた後から見てないですけど…」
菅「そっか……。分かった、有難う。そろそろ飯行こうか」
日「オスッ!!」
日向と一緒に食堂に向かい、自分の分のご飯をついで別々に席に座る。
そこにAの姿は無く周囲を見渡しても食べに来ている形跡すら見当たらなかった
菅「大地、Aは?」
大「ん?さぁ。まだ来てないみたいだが……昨日のがまだ残ってるのかもな。」
菅「あぁ…無理に食べさせられてたからな〜……」
西「ほら山口、月島ももっと食え!!」
大「あんな風になっ」
菅「まあ、後でまた探してみるよ」
旭「にしても今日は良く食うなスガ。」
菅「ん?ほぉ?いっぱい食べて頑張んないとね」
飯をほおばりながら言うと、なぜか微笑ましそうな笑顔を向けられた。
気にせず食べていると、部屋の扉が開きふいに視線をやると汗だくのAが中に入ってきて、月島の前に置いてあった麦茶を取り、グイッと一気に飲み干した。
月「ちょっと」
『あ″−、悪い……俺、もっかい風呂入ってくる…飯は要らねぇ』
月「はあ?」
西「おいA!お前食わねえっつーのか!」
『帰りに肉まん食ってきたんで…、とりあえず汗流したい………』
菅「………」
大「……何があったんだろうな。A」
菅「………さあ。用事もあったし俺が話を聞いてみるよ。」
大「ん。おぉー」
もしかすると、あの場にAも居合わせたのかもしれないし…
どうして汗だくなのかは知らないけど。

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黒猫(プロフ) - 続編希望です!大変だと思いますが待っています!! (7月15日 1時) (レス) @page30 id: 1007c929f5 (このIDを非表示/違反報告)
暁 朱雀(プロフ) - 続編希望です!いつでも待っています!! (7月15日 0時) (レス) id: 1c80823389 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいね(プロフ) - 続編希望です!楽しみに待ってます! (7月14日 23時) (レス) @page30 id: a12d659be7 (このIDを非表示/違反報告)
碧輪虹(プロフ) - 続編希望です!!よければお願いします🙇♂️ (7月14日 22時) (レス) id: 617399aba6 (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - コメントにて、続編希望者が居た場合かきたいと思います。 それまで完結扱い (7月14日 21時) (レス) id: b5937c566a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2024年7月2日 20時