・ ページ19
「ナイスレシーブ!」
「もう一本!」
バレーシューズの擦れる音、ボールの触れる音、選手の息使い。
レシーブ、トス、スパイクの音が会場に聞こえる
会場全体の情報が脳に入ってくる
影「日向!」
日「あ"っ、オアッ、ギャッ!」
犬「えっ…?」
日向に上げられたトスは、日向の手に触れることなく床に落ちる。
当たらなかった事に対しての驚きもあったのか上手く着地出来ずに背中から倒れた
『………日向が、視線を変えた…』
繋「っ…たっ、たたた!タイムッ!!」
慌ててタイムアウトを取る烏養さん。
ホイッスルが鳴り、全員が烏養さんの前へと集まった。
ベンチからドリンクを受け取り水分補給も込んで
繋「影山!日向にいつもより少しだけ柔めのトスを出してやれ。いつものダイレクトデリバリーじゃなく」
影「インダイレクトデリバリー」
日「?イン??」
『放物をえがいたトスの事。何度かされたことあるだろ』
日「あれか!」
繋「イキナリ変えろって言われても難しいかもしんねえけど……」
影「………やります。」
『飛雄、一発目、俺にトスをくれ。日向、俺が手本を見せてやる…。と言っても俺も初めて打つけどな!』
影「そういや、やったこと無かったな」
田「つーことは今まであれを打ってたのか……」
『だから頼むぜ、飛雄』
影「おう」
その言葉と同時にタイムアウト終了の音が鳴る。
再びコートへ戻り、音駒からのサーブ。
一手、黒尾からサーブが伸び、西谷先輩の前に流れ、セッターの位置へと綺麗に返す
『飛雄!』
影「Aッ」
飛雄のトスが上がり、目の前には三枚の壁
正面突破するにも攻撃力が足りない…
ブロックの間、ボールが通る最良の道は……
『1番の横ッ…!』
黒「っ…!」
『ごッ馳走様でぇ〜す!』
バチッとボールが黒尾の手を弾きコートの外へと飛んでいく。
まあ?少し?念を込めたけど??結局一番最良な場所はソコだったわけで?別に狙ったわけじゃないし??
でもおかげでスッキリした!!
『どうっすかどうっすかぁ?男のスパイクに見えましたぁ〜?』
黒「ッ!こんの……っ」
『っは!』
大「A〜??」
『ヒィッ!すみませんスミマセンッッ!!』
夜「なかなかだな…あの13番……」
海「あの黒尾が詰められる姿は見られないからなぁ…」
山「恐るべしッ…」

298人がお気に入り

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫(プロフ) - 続編希望です!大変だと思いますが待っています!! (7月15日 1時) (レス) @page30 id: 1007c929f5 (このIDを非表示/違反報告)
暁 朱雀(プロフ) - 続編希望です!いつでも待っています!! (7月15日 0時) (レス) id: 1c80823389 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいね(プロフ) - 続編希望です!楽しみに待ってます! (7月14日 23時) (レス) @page30 id: a12d659be7 (このIDを非表示/違反報告)
碧輪虹(プロフ) - 続編希望です!!よければお願いします🙇♂️ (7月14日 22時) (レス) id: 617399aba6 (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - コメントにて、続編希望者が居た場合かきたいと思います。 それまで完結扱い (7月14日 21時) (レス) id: b5937c566a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2024年7月2日 20時