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「これより、音駒高校 対 烏野高校練習試合始めます!」
一人の声から、全員がスタートの位置へとコートに並ぶ。
相手側の陣地には、三年主将黒尾。同じく三年、夜久・海
二年、研磨・山本・福永。一年、犬岡が並ぶ。
さあ、どう出て来るか……
犬「うぉぉっ!ちっこい!」
日「!?ナッ!ナメンナよっ!」
犬「ナメてねーよ全然!!」
日「本当に!?」
犬「おう!」
影「チッ」
日向の呑気さに日向に向け舌打ちをする飛雄。
初めての他校の練習試合、日向にとってそう思うのは仕方ないんだろうな…
研「おれ…うちのチーム″強いと思う″って言ったけど……」
日「うん?」
研「強いのは俺じゃなくて、皆だから」
日「……??」
距離があるせいか、上手く会話が聞き取れない。
特に顔色も態度にも変化は無いようだし、悪い方向には見えないけどな……
外から見る分、より深く見ておかないと。相手の特徴を掴めないかもしれないな
試合開始のホイッスルが鳴り、研磨がボールを前に掲げる。
「ナイッサー」
「ッサー」
ボッと放たれた研磨のサーブは的確にコートの角へと一直線に飛んで行く。
それは旭さんの前に流れ、上げられる
旭「すまん!ちょい短い!」
西「旭さん一か月もサボるからっ!」
旭「スミマセン!」
大「影山カバー!」
影「ハイっ」
飛雄の視線が日向を捉えた。
ボール、角度、位置……、日向に合わせた、速攻…!
─────────ドパンッ…!
『決まったッ…!』
犬「すげぇっ!速えっ!何!!?」
夜「あんなトコから速攻…!?」
猫「なんだありゃあ!?」
日向と飛雄の速攻に音駒のチームは驚きの声を上げる。
そんな姿にニヤリと不敵な笑みを浮かばせる烏養さんと武田先生
田「ナイス日向影山!」
西「ナーイス!」
大「田中サーブ!」
研「……………すごいね…吃驚した…」
日「!…えへへ!」
研「…………」
田「いくぞラァ!!」
菅「おっ、良いコース!」
田中先輩の威力が込められたサーブは直線を描き福永の元へと飛び綺麗にセッターの位置へと上げられる。
研磨の手で上げられたボールはふわっと上げられ、山本のスパイクが入りそれを西谷先輩が拾い上げ旭さんのスパイクがドパンッと決まった。
猫「リベロもスパイカーも良いのが居るな烏野!でも、一番飛んでもねえのは……セッターかな?」
研「………」

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黒猫(プロフ) - 続編希望です!大変だと思いますが待っています!! (7月15日 1時) (レス) @page30 id: 1007c929f5 (このIDを非表示/違反報告)
暁 朱雀(プロフ) - 続編希望です!いつでも待っています!! (7月15日 0時) (レス) id: 1c80823389 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいね(プロフ) - 続編希望です!楽しみに待ってます! (7月14日 23時) (レス) @page30 id: a12d659be7 (このIDを非表示/違反報告)
碧輪虹(プロフ) - 続編希望です!!よければお願いします🙇♂️ (7月14日 22時) (レス) id: 617399aba6 (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - コメントにて、続編希望者が居た場合かきたいと思います。 それまで完結扱い (7月14日 21時) (レス) id: b5937c566a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2024年7月2日 20時