memories46 ページ15
「っ……、流石しぶとかっただけあるわね…、」
肩で息をしながら目の前の鬼を睨みつける。こちらはこんなにも疲弊していると言うのに全く疲れていない鬼が憎らしい。
そう言えば、終ノ型が出来ないのは何故?痣も出ていないようにみえる。
こんなに鬼に対して怒りを感じているのに…!!
……!
ひょっとして、周りに人が居ないから?守ろう、と言う意思よりも仇討ちの気持ちが強いから?
終ノ型は、人を守ると言う気持ちに比例した型だった?勿論、カナヲの様に特にトリガーが無くても終ノ型は発動できるのかもしれない。
でも、私の終ノ型は違うみたい。
「これで終わりだ…!!!」
「っ……!!!!」
そうだ、目の前に鬼がいたのに…!!!バカ!!!私のばか!!
パァンッ
と銃弾を撃つ音がして、思わず目の前の鬼を見る。どうやら、鬼も予想外だった様だ。
でも、誰…?
「日の呼吸……」
「雷の呼吸……」
「獣の呼吸……」
「花の呼吸……」
炭治郎、善逸、伊之助、カナヲ!じゃあさっきの音は玄弥?
と頭の中で推理すると、隣から直ぐ声がかかる。
「なんでそんな無茶したんだ!」
炭治郎、
「君にはもっと味方が居るでしょ!?」
善逸、
「お前は俺の子分だからな、守ってやる!」
伊之助、
「無理しないで!私達が居るでしょう?」
カナヲ、
「無茶すんな!1人で戦うより皆で戦った方が早いだろ!」
玄弥、
「貴方には私達が居るのよ!」
「無茶をし過ぎないでください!」
「お前は少し、俺達の事を分かっていないみたいだな!!」
「俺たちが居るだろう。」
「もっと俺たちに頼るべきなんだ。」
「俺たちが居るって事、忘れんなよォ。」
「もっと周りを見るべきだ…、南無阿弥陀…。」
「俺“達”で派手に倒すって決めただろ!!?」
「…、無茶し過ぎだから、もっと僕らを頼ってよ…!」
それに、皆…。
「君は大事な人だ。こちらも失う訳には行かないんだ。勿論、1人の人間としてもな。」
「Aさんはもっと僕達の事を頼ってよ!俺たちはあの人達より頼りないかもしれないけど!」
安室さん、コナンくん。
「ごめん、皆んなの事、もっと頼れば良かったね…、」
そう、私は、
独りじゃない。
「大丈夫、まだ、戦えるよ。柱としても、皆を守る為にも、…!!!」
前を向け!
皆んなが居れば、私は無敵になれる。
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U - おもろかったです! (2023年1月5日 10時) (レス) @page23 id: e315cc16fd (このIDを非表示/違反報告)
kytv - おちキャラは、無一郎君がいいです。勝手ですがお願いします (2021年8月2日 14時) (レス) id: f932f6dfae (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 紅楓さん» コメントありがとうございます〜!!!!最近作者のリアルが忙しくて…、更新出来ていないのですが…。そう言ってもらえて本当に嬉しいです!書くエネルギーになります!!(*´∇`*) (2020年8月22日 0時) (レス) id: 59d90933a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです!作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね! (2020年8月21日 20時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼&銀狐(プロフ) - くるみさん» 恋愛もですかwまぁ、どっちみち、神作品ですから、後半待ってます!!僕は、番外編見たい派です!!くるみさん、頑張ってくださいね!! (2020年8月10日 13時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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