memories10 ページ14
私がいるのは、一年生のエリアです。
冨岡先生、私で来ている。
所詮普通の鬼だろう、という事から炭治郎と善逸の予定だったのだが。
もしかしたらの可能性も考え、柱2人という事になったみたい。
私は1年生のエリアで見張りをしてます。耳にいつも通りインカムを着けながら、様子を伺う。
1年C組の教室に入っていく影が見えた、あれは、鈴菜ちゃんと梨々香ちゃんでは!?
もし、本当に鬼だとしたら…?
きゃぁぁぁあ!!!
出たみたい。ごめん、2人とも。助けに行くから。
「宙の呼吸、伍ノ型 幻想の夜空。」
首が切れる音がする。
2人は、と振り返ると、2人揃って気絶している。そりゃそうだ。
「A!!」
耳にツーンとものすごい勢いで声が聞こえたので思わず顔を顰める。
「冨岡先生…。どうしましたか?」
「下弦の参が出た。早く行け。俺も後から追う。いつもの下弦の強さでは無い。上弦に匹敵する可能性がある。」
「!?!?本当ですか!?今普通の鬼を斬りましたけど、それが元じゃないって事ですか!?何処からその話が!?」
「ここに来ていた隠が見たという事だ!!」
上弦に匹敵するほどの実力。
これは、めちゃめちゃ不味いのでは!?
「宙柱様!!」
「ごめんなさい、ありがとう!!」
隠の方はめちゃめちゃダッシュで来た。
「鬼狩りが来たのか…。」
「下弦の参、情報通り。」
「宙の呼吸、弐ノ型、流星!!」
「宙の呼吸かあ…、珍しいな、100年に一度ぐらいの確率でしか使い手が出ないというな…。」
斬撃は繰り出しましたけど、異様に再生速度が高い。
「まぁ、だからと言って私には敵わないがな!」
空に浮きましたよ。こいつ。この教室すら歪な形をしている。え、この教室にカラクリがあると。
と思ってると拳が飛んでくる。
手、長過ぎだ。交わしながら首に目を向ける。
少し高い位置にある。教室の大きさも意味不明だ。10mは軽く有りそうに見える。しかも、そのてっぺんに居るのに手が届く。厄介でしかない。
息を大きく吸って、型の形を取り、構える。
「宙の呼吸、漆ノ型 空中歩行…。」
といった瞬間に体が空高く舞い上がる。
行け、そのままバランスを崩すな!!首まであともう少し、行け!!という時に先のとんがった氷の塊が大量に出てきた。
どうしよう…!!これだと、いきなり技を変えて斬るのは不可能。間合いもあと数m。このまま突っ込んだら確実に串刺しだ。
絶体絶命、その時に助けてくれたのはあの人だった。
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くるみ(プロフ) - つんだこんだぱんださん» 投票ありがとうございます!!面白いと言っていただけてうれしいです…!200票目!記念ですね〜! (2020年11月3日 12時) (レス) id: 9fbaaf95e5 (このIDを非表示/違反報告)
つんだこんだぱんだ - とっても面白いです!あと面白度投票200票目でした! (2020年10月31日 15時) (レス) id: 428de47700 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ぽんちゃんさん» あ、リクエストですか…??? (2020年6月29日 20時) (レス) id: 59d90933a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんちゃん(プロフ) - 夢主、組織に目をつけられて、連れてくるよう命じられ、逆らえば殺される (2020年6月28日 14時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます…、漏れまくってますよね……(笑) (2020年6月21日 17時) (レス) id: 59d90933a5 (このIDを非表示/違反報告)
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