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ページ15 * Mizuki ページ15

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……危なかった、


二歳下の幼馴染、初めて守りたいって思った女の子。


この想いが恋だと気付いた時には、俺たちの関係は既に出来上がってた。


きっとAは俺のこと、優しい “ お兄ちゃん ” とでも思ってるんだろう。


警戒心の欠けらも無い無邪気な笑顔を崩してみたい、なんて、守りたいとは相反する歪んだ恋情。


Aの脳内が俺で埋め尽くされれば、




___「お母さんの料理本当に美味しいです、毎日食べに来たいくらい、なんて」


「やだー!もう瑞稀くん上手ね、いつでも来てもいいのよ?」




じわりじわりと外堀を固めていく。


この家に、カンタンに入り込めるように。




「瑞稀くん、A、どう?」


「Aですか?……よく、頑張ってくれてますよ、ね?」


『瑞稀くんスパルタだけどすごくわかりやすいよ』


「スパルタ?アンタあの点数なんだから、……瑞稀くん、全然厳しくしてもらって構わないからね?」




わかりました、とちらりとAの表情を窺うと、信じられない!とでも言いたげに顔を青くしている。


赤くなったり、青くなったり、忙しいね?




「それにしても、よかったわね、Aのはつ……」


『っちょっと!お母さん?!』




立ち上がったAがワッと声を上げて、ふるふると首を振る。


何?と目で訴えてみたけれど、すぐに逸らされた。




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設定タグ:HiHiJets , 井上瑞稀 , 浮所飛貴   
作品ジャンル:恋愛
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kiyoko__KING(プロフ) - 瑞稀くんの俺様帝王感ツボです。いつも癒しありがとうございます。 (2019年4月21日 0時) (レス) id: e9d1effcf1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんさん - 井上瑞稀くんが好きで読んでみました。同級生とかの話もすごく好きなんですが、瑞稀先生...(言ってみたかった)..めっちゃアリだぁー と楽しみながら読んでました!アオさんのDistinyも読みました!とても感動しました!次の投稿楽しみにしてます! (2019年4月15日 18時) (レス) id: e75be039f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...  
作成日時:2019年4月14日 16時

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