とある日のお仕事 ページ6
…
やばい、これは非常にやばい
急な発熱に、頭痛、風邪か、疲れか…
自分で運転出来ないくらい体調が優れずタクシーで病院へと向かった
診察時間ギリギリに間に合い診てもらう
季節の変わり目と疲れで風邪になりかけとの事、数種類の薬と自宅安静を告げられた
処方箋を持ち、病院へ隣接する調剤薬局へと向かう
そう、この病院はAが薬剤師として働く病院だ
自動ドアを開ける
薬剤師が処方箋を受け取り薬を用意する
ソファで座って待つ
薬が沢山並ぶ棚の奥からAが小走りでやってくる
『キヨくん！』
「おーう」
『今日残業ないから、一緒に帰ろ、キヨくんのお薬用意したらすぐ帰っていいって、上の人言ってくれたから』
「分かった」
名前が呼ばれ薬を渡される、その間帰り支度を済ませたAがやってきて一緒にタクシーへ乗り込む
「あー、だるい」
『最近あんま寝てないでしょ？』
「ん、なんで」
『薬の種類見たら何となくわかるよ、あと、ご飯もちゃんと食べてないね』
「うん、」
『迷惑じゃなかったら看病させて…』
「いいけど…、」
『早く治してもらわないと、わたしの次のお休みの遊び相手が居なくなっちゃうからさ！』
少し俯き、照れながら言うA
そして俺はAの肩にもたれて家まで寝てしまった、起こされノロノロと家へ入る
『はい、ちゃんと長袖長ズボン履いてベット入って』
俺のクローゼットから適当にスウェットを出し着替えさせられる
あれ、普通に俺脱がされてるけど、ふとAどんな顔してんの、覗き込むと…
『なに？早く着替えないと冷えるよ』
「なんも思わねぇの？」
『何が？』
沈黙の中Aの視線が俺の上半身へ移る、今俺は、下のスウェット1枚のみ上裸だ
『もう、こんな時に何言ってるの、早く着て』
と、恥ずかしそうに目を逸らす、そうそう俺が欲しかったリアクション
「看病するって言ったのAじゃん、最後まで着せて」
『着たら大人しく寝るんだよ』
「ほーい」
腕を上へ伸ばしスウェットを着せてもらった
着たと同時にハグ
『ばかっ！』
「いて、俺、病人」
『体熱い、ちゃんと寝て』
ぐいっと体が剥がされ、ベットへ連れていかれた
、
(今日はゆっくり寝てまた今度いじめてやろ)
…
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紫蒔(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます！もう本当にストーリーが素敵で、表現もとても素敵で、いつも更新楽しみにしてました！この作品に出会えて良かったです。素敵な作品をありがとうございました!!! (2019年11月22日 18時) (
レス) id: 5eda3143a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mao. | 作成日時：2019年8月22日 2時
