涙とキミ ページ24
…
「お礼とか、いいよ」
『ううん、わたしが勝手にしたかっただけ…』
「なに？」
『明日のお昼空いてるかな？』
「空いてるけど？なんで？」
『希さんのお家でホームパーティするんだって、良かったらキヨさんも来ないかなって？』
希さんってのぞみーるの事か？
「なんで俺が？」
『キヨさん、希さんの事好きでしょ？だから会わせられたらって…』
なんか、なんかわかんねえけど寂しかった
好きだけどそうじゃないんだよ
Aに休みがあるなら
のぞみーるのとこ行くより、二人で一緒に居たかった
Aは同じ気持ちじゃなかったのか
『…キヨさん？』
俺の感情が顔に出てたのか、不安そうに見つめてくるA
「俺、行かないわ」
『せっかく予定ないのに？』
「…うん」
『わたし、余計な事しちゃいましたね』
無意識に、うん。と返事をしてしまった俺
やばいと思った時にはもう遅かった
涙目のAがバッグを持って家を出ようとしていた
「ごめん、待って」
軽く腕を引っ張る
『ごめんなさい…』
涙目で俯くA
『…ほんとにごめんなさい。わたし、キヨさんに喜んで欲しかっただけなんです。』
昔に戻ったかのようなよそよそしい敬語
腕を握っていた俺の手を上から握り、腕から離される
そしてAは走ってエレベーターに乗って、姿が見えなくなった
、
(やってしまった…)
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mao.(プロフ) - まりなさん» 続編でもコメントありがとうございます！楽しんで頂けてるようで何よりです☆*°まりなさんのコメント励みになってます！ (2019年11月1日 23時) (
レス) id: 3c76f87019 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - 続編でもコメントすると、何回も見返してるのばれちゃいますねWWWW (2019年10月27日 8時) (レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mao. | 作成日時：2019年10月10日 18時
