どうすりゃいいの！？ ページ6
…
『で、キヨどうなの？』
ひと通り動画を撮り終えた後、フジが聞いてきた
「なにが？」
『分かってるくせに、Aちゃんの事！』
「だから、演技が好きで、あのドラマが好きなだけ」
『俺だったら、会わせてあげること出来るけど？』
「…」
『会いたくないの？』
「会ってもとくに話す事とかねぇし、」
『そっか、そうだよなー』
フジがこれ以上会話を続ける事もなく
スマホをいじり始めた
fujiお疲れ様!今電話って出来たりする?
Aお疲れさまです!何かありました?大丈夫ですよ!
「お疲れ様です！急にどうしたんですか？」
『お疲れ様〜、突然なんだけどAちゃんと
話して欲しい人がいてさ』
「フジさんのお友達なら、ぜひ」
『ほんと？ありがとう、なら代わるね』
そんなやり取りがあった事も知らず
トイレからリビングに戻る俺
フジから急にスマホを耳に当てられる
『あ、もしもーし？』
「え、だれ？」
冷たく返してしまった事に数秒後、後悔する
『あ、初めまして野崎Aです
フジさんのお友達さんですか？』
待ってこんなに頭追いつかないことある？
フジの野郎…
「初めまして、キヨです」
精一杯普通に会話してみよう、そうしよう
『キヨさんですか、動画見させてもらってます！』
「ありがとうございます」
『フジさんが話して欲しい人がいるって
言ってたのがキヨさんだったんですね』
「フジ、そんな事言ってたの？」
『はい、さっき連絡来てそれで』
俺がトイレ行ってる間か…
「その、話したいというか…」
やべ、言葉出て来ねぇ
『なんか、気遣わせちゃってますよね、すみません。電話だと緊張しちゃう癖あって…』
何その癖、可愛い
「あ、いや、大丈夫です、えっと…ドラマ毎週見てます、最終回まで、蘭子ちゃん応援してます」
精一杯出た言葉がこれだった、情けない
『ほんとですか！？ありがとうございます、
最後まで全力で蘭子ちゃんします！』
ふふっとスピーカー越しに照れ笑いが聞こえた
『あ、キヨさんすみません、マネージャーさんからキャッチ入って』
「あ、じゃあフジに最後代わる」
『大丈夫です、キヨさんありがとうございます
フジさんにもありがとうございますって伝えておいてください』
失礼します、というと電話が切れた
『どーだった？』
「どうもこうも…ありがとう、だってよ」
…
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*:まりな:*(プロフ) - mao.さん» 第２章どころか３週目です(笑) (2019年12月1日 1時) (
レス) id: ce0c123210 (このIDを非表示/違反報告)
mao.(プロフ) - まりなさん» 度々コメントありがとうございます！！あれですね！分かります（笑）引き続き第2章も楽しんで頂けると幸いです☆*° (2019年11月1日 23時) (レス) id: 3c76f87019 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - うわああ！返信が来るなんて… もうアレだね！ほら、あれ、(褒め言葉) (2019年10月27日 8時) (レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
mao.(プロフ) - まりなさん» ありがたき天才という言葉ありがとうございます！更新少しあいてしまいましたが…頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年9月27日 22時) (レス) id: 3c76f87019 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - おもろいなぁ… 天才ですね！更新頑張ってください！！ (2019年9月16日 21時) (レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mao. | 作成日時：2019年8月19日 0時
