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第2章-5 ページ15
そう言って玄関口に置いてあった金属バットを手に取り、「はい」と手渡してきた。
「奴らは首の後ろを攻撃すれば気絶する。けど、死ぬわけじゃない。起き上がる頃には傷は全て元通り。また襲ってくるぜ。だから気絶してる間に逃げろ。噛まれてもあいつらの仲間にはならない。ただ死ぬだけだ。死にたくなければ逃げろ」
「仲間には……ならない……?」
ゾンビ映画のセオリーとは違う。
噛まれて感染するタイプのものではないってこと……?
「ああ。あいつら、人間であって人間じゃない。いつからそうだったのかは分からない。死んだら発症するのか、ウイルスに感染して発症するのかも、全く。怖いもんだ。俺も発症するのかもしれない……。情報が何もない」
「でもなんでそんなに知ってるの?」
「駅からここまで戦ってきたからな。そんでもってスポセンにいる救急隊員は俺の友達だ。電話番号も知ってるぜ」
「最高」
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作者名:めいろ | 作成日時:2019年12月16日 22時