検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,695 hit

第2章-5 ページ15

そう言って玄関口に置いてあった金属バットを手に取り、「はい」と手渡してきた。

「奴らは首の後ろを攻撃すれば気絶する。けど、死ぬわけじゃない。起き上がる頃には傷は全て元通り。また襲ってくるぜ。だから気絶してる間に逃げろ。噛まれてもあいつらの仲間にはならない。ただ死ぬだけだ。死にたくなければ逃げろ」
「仲間には……ならない……?」

 ゾンビ映画のセオリーとは違う。
 噛まれて感染するタイプのものではないってこと……?

「ああ。あいつら、人間であって人間じゃない。いつからそうだったのかは分からない。死んだら発症するのか、ウイルスに感染して発症するのかも、全く。怖いもんだ。俺も発症するのかもしれない……。情報が何もない」
「でもなんでそんなに知ってるの?」
「駅からここまで戦ってきたからな。そんでもってスポセンにいる救急隊員は俺の友達だ。電話番号も知ってるぜ」
「最高」

第2章-6→←第2章-4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:天王() , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:めいろ | 作成日時:2019年12月16日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。