47 ページ49
･
「＿＿＿ちゃ＿＿＿＿きて＿＿＿＿＿＿＿＿」
遠い記憶の中で誰かの声が聞こえてくる。
その聞き覚えのある声がだんだんと近づいてきて…
ゆっくり目を覚ますと、近くにボルサリーノの顔があり私のことを笑顔で見つめていた。
『おはようさん。ボルサリーノ』
ボ「おはよう。アナちゃん
もう5時だよ〜？長い間寝てたねぇ〜。」
『な。もうそんな時間？！
晩御飯の時間じゃん!!ボルサリーノ!食堂にいこ！』
私はボルサリーノの上から飛び降り、右腕をひっぱる。
ボルサリーノは、「あっしは普段食堂に行かないんだけどねぇ〜。」と言いながらも私にしっかり着いてきてくれる。
さすがパパ。
･
長い長い廊下を歩いているとほかの海兵たちとすれ違う。
その度に「お疲れ様です！アナ大将！ボルサリーノ大将！」と大きな声が耳に届く。
『おつかれ〜』と言いながら通り過ぎていく。
すると中将達ともすれ違うが、中将達は
「またアナがボルサリーノを無理やり連れて行ってるぞ」と言う声がため息混じりに聞こえてくる。
いつもしてる訳じゃないよ…。
･
食堂に着いたんだけど、ボルサリーノはいつも食堂では食べない。
基本的に部屋か…どこか。
だから私が食べてる間は笑顔で私が食べているのを
見つめるだけ。
だから先にボルサリーノが席に座る。
私は1人でいつものおばちゃんの元へ向かったのだが…
『おばちゃ……？だれ？』
「あぁ、アナちゃん！
実は今日から食堂のお手伝いをしてくれる子だよ」
男「どうも！僕ずっと海軍に憧れてて…
ここで働けるだけでもすっごく嬉しいんです！」
『そ、そっか…よかったね…？』
なんだこの子…
私はこんな明るい子は嫌いだ。
理由は特にない…んだけど…
なにか嫌な予感しか…しない。
私はその男の子から今日の晩御飯が乗ったトレイを
受け取った。
すると、受け取る瞬間。
スルリと私の右手を撫であげるこの男。
…なんだこいつ…
気持ちわりぃ…
･
･
私はトレイを持ちながらボルサリーノが待つ席へと
足を進めた。
ボルサリーノの前の席にドカりと座って、今日の晩御飯に手をつけ始める。
今日の晩御飯はオムライス。
その1口を口に含んだ私は…
『っ…!!!!!!!』
トイレへとダッシュした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さよ - 鳥は歌い花は咲き誇る...サンズ？ (2019年12月26日 23時) (
レス) id: 8a9f06b049 (このIDを非表示/違反報告)
ミオピ(プロフ) - ぴのさん» そうですね…短編集にして出してみようか考えてみます。リクエストとか募集してみてもいいかもですね… (2019年10月7日 22時) (レス) id: e6f11384bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - めっちゃ好きです。良ければR版もみたいな……なんて思ってます。もちろん作者様が18歳以下だったら無視して貰って構いません。 (2019年10月5日 10時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
半分ニートガール - この作品好きです！更新頑張ってください！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 94956eabef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミオピ | 作成日時：2019年9月13日 3時
