【ツイステ】今日も片想い【フロイド】

24話 ページ24

フロイド君を見送って、イグニハイド寮に入る




貴｢うわっ！！！｣




談話室を通りかかった時、後ろから青い綺麗な髪の毛に包まれる。


それは、もちろんあの人で…。




貴｢イデア先輩？！｣





顔は伏せられていたけれど、その炎の髪は不安に揺れていた。




ｲﾃﾞｱ｢…ごめんねA、倒れたって聞いて……｣




貴｢もう平気ですよ！｣




ｲﾃﾞｱ｢ごめん…ほんとに…ごめん。僕のせいだ……。｣




かなり心配をかけたみたいで……。ひたすらあやまる先輩に胸が痛む。




貴｢…イデア先輩のせいじゃないですよ…。

それに、嬉しいことがあったので逆に感謝です！｣




その頭優しく撫でれば




ｲﾃﾞｱ｢A……。｣




甘えるようにぎゅっと抱きしめられる。




貴｢ど、どうしたんですか……。｣




ｲﾃﾞｱ｢……また…失うかと思って、怖かった……。｣




貴｢……私はここにいますから……。大丈夫ですよ…
私は何処にも行きませんから……イデア先輩……｣




安心させるように言い聞かせる。




ｲﾃﾞｱ｢うん……。｣




まだ暗い先輩を笑わせたくて、明るい話題に変える。



貴｢それに聞いてください！！フロイド君にお姫様抱っこされたんです！！！しかも！膝枕まで！！！｣



そう言えばイデア先輩はやっと顔を上げてくれた。




ｲﾃﾞｱ｢うわリア充……。

…でも良かった…Aが無事で。｣




微笑んでくれる先輩にやっと安心する。




貴｢イデア先輩ってなんか過保護ですよね。｣



ｲﾃﾞｱ｢当たり前。Aが大事だから。｣




イデア先輩は昔から私が危険な目に会う度にこんな感じになるんだ…。



でも…なんだかそれが大切にされている感じがして嬉しくて……。



…お兄ちゃんが居たら、こんな感じなんだろうなぁ……。

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少しだけオルトの死亡説の要素入れています。
※あくまで説です。
6章後半が楽しみですね！！

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