【鬼滅の刃】君がため《短編集》

嘴平伊之助『お昼寝』 ページ39

貴方side




伊之助君を呼んで来て下さいとしのぶさんに言われ探していると案の定伊之助は自分の部屋にいた


貴「寝てるのか…」



被り物をしたまま、壁にもたれかかっている伊之助



被り物の下の寝顔…少し気になるかも…



貴「伊之助〜？親分〜？伊之太郎〜？」



何を言っても反応なし



よしっ！寝顔を見てやろうと



伊之助にそ〜っと近づき被り物に手を伸ばす



よし。取れた。やっぱり可愛い寝顔してんなー。



そんなことを思っていると



伊之助の綺麗な目が見開き腕を掴まれる



貴「わっ…」




伊之助に押し倒される体制になる



伊之助｢俺の寝てる所を襲うなんていい度胸してるじゃねぇか」




やばい…伊之助は黒い笑を浮かべている。

何をされるかと思いきや、



ｷﾞｭｰ




貴「伊之助離せー。痛いー」




伊之助｢断る。一生離さねえ！一緒に寝るぞぉ！！｣



抱き合ったまま寝始めた伊之助



すぐ目の前には伊之助の整った顔が…なんてのを考えていたら恥ずかしくて、目を閉じる…。



伊之助｢…きろ！起きろA！｣



私を呼ぶこの声は…


貴「…ん…？…いのすけ？…はっ！私寝ちゃってた！！しのぶさんに怒られるぅぅぅ！！！！！！」



そして2人は仲良くしのぶさんに怒られたのでした。




伊之助「…やっぱりAといるとほわほわする…」



怒られながらそんな事を思っていた伊之助でした。

宇髄天元『派手に素直』→←冨岡義勇『甘い日常』

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