第五十八話 ページ10
帰れる兆しの無いまま、遂に私が何故か過去に来てから約二週間が経とうとしていた
初めの一週間の間に夜蛾先生と私が任務で任せられた山奥の神社にも向かって見たけど何か怪しい呪霊がいる訳でもなくそこにはただの神社があっただけ
それでも夜蛾先生は他に手掛かりがないか探してくれると言ってくれた
やっぱり昔から夜蛾学長は優しいんだよね、、、
でもまだ学長では無いとはいえ多忙な人だから進展はなかなか思うようには進まない
私も勿論自分で出来ることはやろうと思ってるけど呪術師は昔も人手不足ということで忙しく任務に駆り出されることが増えてこれまた思うように進まない
まさかこんなに任務が貰えるなんて思ってもなかった…
そもそも何で私まで任務に出る事になったのかと言えば未来から来てしまった事を隠しているからに他ならないんだけど
更にはその未来から来た人が高専に通ってればそれはもう人手不足だから手伝って欲しいって言うのも分かる
おまけに普通の転入生として入ってきた事になってるし皆と同じく任務に駆り出される事がそれはもう増える増える
そんな訳で何度も一人で任務をこなしていくうちにいつの間にか階級がめちゃくちゃ上がっていった
『えっ、い、一級ですか？！私が？？！！』
｢あぁAなら何ら問題ない｣
そう私に言ってくれる夜蛾先生にうるっとくる
五条先生だけが私の階級を上げてくれなかっただけで先生が居ないと実はこんなにも私の階級ってあがるんだ
なんて自分の今の実力を示されたようで嬉しくなった。でもそれと同時にちょっと複雑な気持ちが無い訳じゃない
だって本来なら五条先生が上げてくれるはずだったのに･･･なんて思ってすぐに首を横に振り否定した
そういえば先生は私の階級なんてあげる気なかったんだった、
ここに来てから信じられない事や任務に忙しくて忘れかけてたけど思い出してしまって何だか無性にやるせなさが残る
もしこのまま帰れなかったら私どうなるの？
五条先生にまだ文句も言えてない･･･
｢ふーん、お前が一級ね｣
そう私の学生証を覗き込んで彼が言う。その顔を見るとあぁやっぱり彼は五条先生なんだなって思って
五条先生を忘れることも出来そうにないや
正直、職員室であの言葉を聞いて逃げてしまったのは私だけど、やっぱりどうしてか、何でなのか知りたいです･･･五条先生
｢何だか嬉しそうじゃないね｣
｢可愛い顔が台無しじゃん｣
｢もしかしてお前、特級とか狙ってたわけ？｣
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太陽(プロフ) - マジで最高です！！前作の最初のほうは、五条先生冷たい・・・とかって思ってたんですけど、今はめっちゃにやけてます！！更新楽しみにしてます！！ (2月5日 0時) (
レス) @page22 id: 8b4a3982a1 (このIDを非表示/違反報告)
礼 - すっごく時間の流れの書き方とか、心情の表し方とかが細かくて楽しませていただきました！続きを楽しみにしておりますので、気が向きましたら書いてくださると嬉しいです。 (1月15日 22時) (レス) @page22 id: c8ddb1f999 (このIDを非表示/違反報告)
金欠 - ガチ神ですー！！こんな物語を考えられるなんて…！！更新まってます！！ (1月7日 4時) (レス) id: 56c743046e (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 前作から読んでいるんですが、本当に面白いです！五条先生の夢主ちゃんへの態度や硝子ちゃんやおじさんの補助監督が言っていたことも辻褄が合いますね！悠仁くん達のところへ戻れたら…どこか未来が変わってたりするのかな？続き楽しみに待ってます！(*^^*) (1月4日 11時) (レス) id: ecbdaa3fb6 (このIDを非表示/違反報告)
LUNA(プロフ) - ニヤニヤときゅんきゅんが止まらないです。続き楽しみにしてます！ (12月10日 18時) (レス) id: 169fbcf807 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくさくびすけっつ | 作成日時：2022年12月10日 5時
