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第九話 ページ9

私、基本任務一人で行けないから当然ほぼ授業に出てるもんね

おまけに体調も全然崩さないから皆が任務行ってる時は結構五条先生と二人きりで顔を合わせることになるんだけど

『私もたまにはサボるよ、・・・ねぇ野薔薇、実は相談したい事があるの、聞いてくれる、かな』

「───・・・わかった、今から行くわ」

そう言われた瞬間通話が切れた

一瞬過ぎて私の

えっ

という声も届かず焦る

慌てて画面を見ればまだ午前で授業中だということがわかる。というか授業中じゃない?

でも今から来るって言った?

聞き間違い?だって授業中のはず、てかそう!

思わず起き上がってとりあえず片付けようと慌てだす

学校から寮まで多少距離があるよね、とテーブルに散らばった教科書やノートをまとめて移動させテーブルを拭く

その間駆け足で部屋の中を歩き回り散らかってる所は無いか確認してれば

「入るわよ!」

と扉が開いて野薔薇が入ってきた

『ちょ、野薔薇!来るの早すぎ、せっかく片してたのに』
「何言ってんの、十分綺麗じゃない」

てか授業は!と思い出し野薔薇に詰寄れば

「あぁ、いいのよ。アレは授業じゃないから」

そこまで言われる五条先生にちょっと笑ってしまった
比較的まともな授業だと思うけどな先生としては

「それに、」
『それに?』

そこから急に黙り出してしまった野薔薇に首を傾げる

それになんだ?と回答を待っていれば突如そっぽを向かれた

え、え?

「初めて、・・・Aが頼ってくれたから」

そう言ったその横顔は少し赤い

そんな野薔薇ににやけそうになる顔を必死で抑えて、でもやっぱ抑えきれないみたいで口角が下がらない

『ははっ、野薔薇可愛い!』

野薔薇に抱きついて笑ってしまう

離れなさいよとか言うけどそれさえ可愛くてゆるゆるになっていく顔が直らない

「ちょっと何その顔やばいわよ」
『えぇひど』


それから野薔薇にジュースを出して、五条先生について相談した

今日の出来事も話せば野薔薇の顔色が怒りに変わっていって

「あのクソまじで、ありえない」

だからあんなんだったわけ?ふっざけんなとジュースを煽るは煽る

私は話についていけずまあまあと宥めてジュースを注ぐ

「大体何でAの階級だけあげないのよ、意味分かんない。何か恨まれるようなことでもした訳?」
『いや、してないと思いたいけど、したのかなぁ』
「あのクソの事だからどうせくだらない事よ絶対」


逆に一体五条先生は野薔薇に何をしたんだろうか

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時

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