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第三十三話 ページ33

どうして急に?と聞きたかった。だけど聞いてやっぱり階級の件は無しってなるのはどうしても嫌で聞けない。

だから結局その後も何件か任務に連れて行かれてやっと帰ってきたのは夕方過ぎだった。

五条先生との任務がほぼ特級ってそんなに居ていいものなのかなぁ、なんて知りたくもなかった事実を知ったよ

そんな濃い一日を過ごし今日はもう疲れたから自分の部屋に帰って早く寝よう。

そう思ってたけど何故か私の部屋の横の壁に背を預け恵が立っている。

『あれ恵?こんなとこで何してんの?』
「おい、その足どうした」

首をかしげ聞いた私の言葉に返答はない。あれなんか怒ってる??とますます不思議に思っていれば

「階級について相談しに行くって言ってそれから学校にも現れなきゃ心配にもなるだろ、それに何だよその足の怪我」
『え、あっごめん!』
「どこ行ってたんだよ」
『いやこれには色々あって・・・』

そういえば昨日皆に『明日報告待っててね!』なんて元気よく言って解散したのに学校にも現れずに居たらそりゃ確かに心配もするよね。

そんな恵のごもっともな言葉に慌ててもう一度謝れば「謝罪はもういいから何があったか話せ」なんて詰め寄られた。

うぅ、本当にごめんって、心配かけて。


とりあえず話すにしろ立ち話もなんだからと恵を部屋に入れる事にした。

部屋に入れて飲み物を入れようとすれば「怪我してんだから動くな」って怒られた、かすり傷って言っても聞いてくれないのは何故?

「で、何があったか話せ」
『あー実は五条先生と任務に行っててさ』
「は?」

えぇ、なんか凄く睨まれた。なんでなんでと困惑しまくる私を他所に恵が何か考え込みだしてしまってかける言葉が見つからない

ここに是非とも野薔薇や悠仁もいて欲しい、そう思うけど二人はまだ任務。

一度落ち着いてと声をかけて朝の出来事から話し出せば恵の顔が徐々に険しくなった。え、いやどうして?

『階級上がりそうなんだよ?』
「なんかあるだろそれ」

納得してなさそうな表情の恵にまあ私も多少思っていたことを言われ言葉につまる

『で、でも階級上げてくれるならいいんじゃない?問題解決じゃない?』
「暫く五条先生が教えてくれるって、具体的には何するんだ」
『え、いや詳しいことは聞いてないけど』

そんな私の言葉を聞いて恵がため息を吐いた。だって解決するなら変に聞いてやっぱ無しとか本当嫌じゃん。

いや聞くべきだったのかもだけど、聞けなかったんだから仕方ないでしょ

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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サクサク(プロフ) - マリオットさん» コメントありがとうございます。頑張りますね! (2022年11月3日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - グハッ、、、、、、チーン(キュン死)面白いです、、、、、、チーン (2022年10月30日 12時) (レス) @page42 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - 吹雪さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいお言葉でこちらもきゅんとしました、とりあえずハンカチ投げときますね!応援に応えられるよう、頑張らせていただきます。 (2022年10月19日 7時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - きゅん…スッゴい好きです!これみてると涙止まらなくなる!応援してるぜ! (2022年10月19日 7時) (レス) @page40 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
サクサク(プロフ) - シャチさん» 確かにカッコイイ声ですよね、五条さんって。更新頻度は遅くて申し訳ないですがゆっくり更新させていただきますね。 (2022年10月13日 6時) (レス) id: ca8e59d07e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくさくびすけっつ | 作成日時:2022年8月11日 7時

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