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♡
「あの…もしかして、昨日また、わたし、意識飛ばしましたよね…」
慎「おもいっきり酔い潰れてた」
「ほんっとごめんなさい」
深々と頭を下げると、いやいや頭上げて血上るよ！なんて言いながら
ソファに座らせてくれた。
「いや、あの、2回目なのにこんなこと言うの失礼ですけど…」
「全く記憶ございません。壱馬くんと北人くんにも謝らなきゃ…」
慎「まあまあ、とりあえず朝ごはんでも食べよ？今日は何もないの？」
「…はい」
何故かそこから、長谷川さん…？長谷川くん…？は
サッと朝ごはんを用意してくれた。
慎「自炊とかあんまりできなくて、フレークなんだよねいつも。牛乳大丈夫？」
「な、なんでも食べれますっありがとうございます」
思ったより優しい
逆に怖い
ご飯食べたらお礼言って早く帰ろう。
そう思い口に詰め込んだ。
慎「ふっ、なんでそんなリスみたいな食べ方なの？笑」
「？」
慎「まあいいや。まさかあの時死にかけてた子がAちゃんだったなんてね」
「…あの節も申し訳ないです…」
慎「まっ、今は映画とか引っ張りだこだし？よかったじゃん？」
何もしらない彼は
純粋な目でそう言ってきた。
わたしは女優なんかじゃないのに…
女優なんて、これっぽちもなりたいと思わないのに…
・
「ありがとうございました、本当にごめんなさい。」
慎「え、もう帰っちゃうの？」
「ちょっと、、いろいろ、片さなきゃいけないことあるし…」
慎「そっか。またご飯でも行こうね〜」
もう会うつもりないのに
なんでこの人こんな呑気なの？
早く帰ってなんとか気持ちを落ち着かせたい
いやほんとに私ったら、汚い女だよなあ
お礼を言って、出ようとしたら
送ってくよ！なんて外出てこようとしたから
全力で止めさせてもらいました。
今撮られたら、貴方もだいぶ影響するよ？って思うんだけどなぁ…
マンションを出て気づく。
「本当に、芸能人だった…」
さらにどよんとした気持ちになる。
ほんっとに最低最悪
私も私、だけどあの人もあの人だよ、はぁ、まったく。
二回目があるなんて誰も思わないよなぁ
最悪すぎ、腰痛すぎ、歩くの辛すぎ。
私酔ってたのに、一体どんなことしたらこうなるの…
・
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作者名：サトウプリン
| 作成日時：2020年7月1日 0時
