吸血鬼は音楽を好む【歌い手】 (ページ16)

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15:おやつページ16

まふまふside
僕の家でAと映画鑑賞中。
感動もので号泣中。

＿＿＿＿＿ぺろっ

「？！？！？！？！」

眼尻をなめられた。
驚いてAを見れば笑顔。

「ん、甘い」
「A…さん？今、え？何したの？え？」
「何って涙舐めただけだよ？」
「何で？！」
「美味しそうだったから」

おいしそう？え？美味しそう？

「涙ってね血液を濾しだしたものなんだよ？」
「へ、へぇ…？」
「つまりおやつ」
「…マジデスカ」
「何で片言なのw」
「だって！驚いて！」
「ごめんてw」

楽しそうにAがからからと笑う。

「美味しかったよ？」
「し、知らないし！」

美味しいと言われるのは不味いと言われるより良いけど…素直に喜べない。

「ははは、変な顔してるwww」
「A、楽しそうだね？」
「うん、何だか楽しい」

まぁ、Aが楽しそうなら良いかな…？

「嫌だった？」
「え？」
「いや嫌なら次から止めようかと」

しゅんとしながら言うA。

「嫌じゃ、なかったけど…驚くよ、？」
「じゃあ次からは言ってから舐めるね♪」

嬉しそうに笑うA。
でも違うそうじゃない。
そういう事だけどそうじゃない←