_裸の王様を愛した聖騎士II_

Condemnation. ページ18

「オレに文句をつける前によぉく考えてみろよ。
誰が一番Knightsの看板に泥を塗っているのかってさ。

あえて言おう。
オレがあいつのために創ったKnightsの看板にさ、しばらく夢ノ咲学院を離れてるうちにこの体たらくだもんなぁ。
ちょっと帰ってきたことを後悔しそうになったよ。

お前ら、オレがいないと何もできないわけ?」









先程の破天荒ぶりから一転。

その緑の瞳は何も写していないように思えた。









「うぐっ」


「落ちつきなってば、かさくん。
こいつに文句を言っても徒労だよ、ほんとに。」


「で、でも瀬名先輩っ、私凄く悔しいです!
言い返せないのが歯痒いっ、私はKnightsのお荷物なのでしょうか…?」


「そんなことないわよォ、司ちゃん。
一年生だし、まだ未熟なのは仕方ないわァ。」


「甘やかすなよ〜ナル。
すっかり腑抜けちまってるなぁ、Knightsも?
馴れ合いは成長を、進化を阻害する!堕落だっ、徹底した個人技を刃の様に研ぎ澄ませろよ!

うん!でも現状に文句を言っても仕方がないから、未来のことを考えよう!
その方が建設的だっ、ここに再びオレの王国を築き上げよう!」









笑顔を浮かべながらレオは笑い声を上げた。









「んっとな、まだ本決まりじゃないんだけど…来週あたりにデュエルをするから。
まぁもう準備は始まってるから、今更やっぱなしでとかとも言えないんだわ。」


「別にいいけどさぁ、デュエルは俺たちKnightsのおお家芸だし。それで、どのユニットに宣戦布告するの?
ううん、今度はどこのユニットをぶっ潰すわけぇ?」


「なかなか好戦的だよなぁ、セナ。
今回はちょっと特殊なデュエルを考えてる。
ほら、オレが現役の頃も何度かあっただろ?

内部粛清のためのデュエル___ジャッジメントを開催する!」

Knights for that person.→←Unheard-of genius.

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