【男性声優】_声優界の王子様は斉藤壮馬のお兄さんだった様子_

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『【 ( 治くん……ごめんなさい。
ずっと一緒にいるって、約束したのに。) 】』









雅はフョードルを守るかの様に抱き込んだ。









「【 ……?雅、様…? 】」


『【 …ごめん。】』


「【 何を、】」


『【 ＿＿独りじゃないよ。】』









此処で暗転。
画面が真っ黒に染まる。

そのまま次の場面へ。









「【 みや、び… 】」









太宰の呆然とした表情。

そして芥川と中島、鏡花の三人が写される。









「【 今のは、まさか… 】」


「【 雅さん…? 】」









そして再びフョードルと雅が写される。

フョードルは呆然と立ち、地面を見下ろしていた。









「【 何故、ですか。】」

「【 何故、僕を庇ったのですか……? 】」









赤黒い血が、地面に大きく広がっている。

雅を中心に、大きな紅い花が咲いていた。









「【 ……雅様 】」

「【 僕を庇って、先に逝くおつもりですか。
許しませんよ、そんなこと。…認められません。】」

「【 ……行きましょう、雅様。
全ては貴方がかつて目指した世界のために。

＿＿さあ、還りましょうか。】」









「【 ぼくの 『 神さま 』】」









血塗れの雅を横抱きにしたフョードルの妖しげな笑みを最後に、画面は止まった。









「＿＿っはい!OKです!!」


『……っはぁ…ありがとうございます。』


「ありがとうございます。」


「今日は此処までです!おつかれさまでしたー!」


『「「「お疲れ様でした!!」」」』

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