【男性声優】_声優界の王子様は斉藤壮馬のお兄さんだった様子_

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浅沼晋太郎 side









___ in 駅前









「ごめんAくん、おまたせ。」


『あ、浅兄。全然待ってないよ、今来たところ。』









仕事が少し長引いてギリギリの到着。

駆け足気味で来た俺にAくんは '' 大丈夫ですか? '' 、と心配そうに声をかけてくれた。


天使か。









「ごめんねー、我儘に付き合ってもらっちゃって」


『いえ、僕も浅兄とはまた出かけたかったのでほんとに嬉しかったです。』









綺麗な笑顔でそう言ってくれたAくんは、急に少しだけ怒った顔になる。









『神尾さんと航から聞きましたよ。
情報解禁後自棄酒したんですか。』


「えっ、あの」


『お酒そんな得意じゃないの知ってるんですからね。』


「……ごめん…」


『はい、許します。
普段からそんなことをする人じゃないのはわかってますから。

それに、そこまで今回のことを気に病む必要はないです。
だってまだまだあのコンテンツは終わりませんから。』


「っ…だな!」


『ほら、行きましょう。僕クリームソーダ飲みたいです。』









ああ、もう。









『浅兄。』









可愛いなぁ…









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「で、Aくんとは楽しくお茶できたんですか?」


「うん…」


「どうでした?久々にプライベートで会って」


「俺の後輩超天使…」









定期開催しているMTC会では両手で顔を覆った俺が年下2人に励ましてもらい、支えてもらい、慰めてもらい、惚気を聞いてもらいの1日で終了した。

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