七不思議 捌拾陸話 ページ38
貴方side
私は、とんでもない獣に目を付けられてしまったらしい……。((まぁ、昔からなんだけど……ね
貴「んー」ﾑｽｯ
さっきから、ずっと抱きしめたまま離してくれない
それに、やけに首元がチクチク痛むような……
……っﾊｯ！そんな事ばかり考えている暇なんて私にはないんだった
とにかく、今は司から離れないとｯ！
私は、手で司の腕を押し退けようと必死になった
貴「ｯ……」ｺﾞｿｺﾞｿ
司「ねぇ、A？」
ｸﾞｯ！
貴「ぅｯ……!?」
私が腕を押し退けて司から離れようとしている事が本人にバレたのか……
名前を呼ばれると同時に一瞬でその動きを止められてしまった
貴「ｯ……何？」
司「……Aも怪異ならさ、知らない？」
貴「……？何を？」
司「七不思議 零番だよ」
その一言を聞いただけで息が詰まった……
貴「ｯ!?……」ｿﾞﾜｯ
司「……何か知ってる？」ﾆｺｯ
司がどうして……そんなこと……知りたがっているの
貴「……し、知らないよ。」
司「ふーん、そっかあ……七不思議 零番って知名度低いのかな」
貴「……どうして、急に七不思議の話なんか」
恐る恐る尋ねてみる
司「んー？、いやあね、俺も怪異の願いや望むもの、ことを叶えてあげたいんだよ……」
司「それで、色々調べてみたんだあ！そしたら、七不思議 零番が願いを叶える専門？力？って言うのかな？」
司「色々いーもん持ってるから、欲しくなっちゃった！」
貴「……欲しくって…七不思議相手にどうする気なの」
司「……どうするって、それはひみつー！」
司は私をどうする気だろう……。
私が、零番だということには、気が付いて無いみたいだし……
それは、まぁ良しとして……
これからの事を考える必要がありそうだなぁ
これ以上、司と関わっていたら、なんだかいけない気がする……。
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れーんーりー - スコスコのスコ (2020年10月21日 5時) (
レス) id: cff600fdbd (このIDを非表示/違反報告)
もふろん(プロフ) - 面白かったです。頑張ってください (2019年12月22日 13時) (レス) id: 8e74271b05 (このIDを非表示/違反報告)
でん - 面白かったです！続編読みたいです。これからも頑張ってください！！ (2019年12月22日 12時) (レス) id: 0ed70a08be (このIDを非表示/違反報告)
ルウハ - めっちゃこの話好きです！これからも頑張ってください！ (2019年12月19日 16時) (レス) id: e338516257 (このIDを非表示/違反報告)
メイク - この話すごく好きです！！続編見たいです！大変だと思いますが、よろしくお願いします！ (2019年11月7日 7時) (レス) id: 5d77be8336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪雫 | 作成日時：2018年5月24日 3時
