私はある兄弟に正体を知られてしまった様で【地縛少年花子くん】

七不思議 漆拾陸話 ページ28

貴方side



ー屋上ー





貴「てなわけで、寧々ちゃんは大丈夫だよ」








貴「ちょっと悩み事に躓いてただけ…」








花「なるほど、、良かった」







貴「……ねぇ、普、七不思議零番についてどう思う？」









花「え？零番？…んー、会った事ないからどんな怪異か知らないけど…」









花「噂を聞く限り…優しい怪異だと思う、少なくとも俺達七人衆の中では一番」









貴「……」








花「けど…零番もいつ二番みたいに暴走するか分からないし、そのうち依代は破壊させてもらうよ…」









貴「壊しちゃうのか…」








花「…大丈夫だよ！依代を壊すだけだし！直接相手に何かするわけじゃないから！」








貴「…でも、もしその怪異に深い理由があって…
どうしても依代を破壊されたくないって言ったら」









貴「…普はどうするの？…」









花「……A…もしかして…」









花「…零番について、何か知ってるの？…」









貴「(やばい！言い過ぎたｯ)」









貴「ちがｯ」







ﾋﾞｭｵｫｫ…








貴/花「「ｯ!?」」








貴「黒い…鶴…？」







花「…なんの怪異だか知らないけど…大事な話してたんだから」









花「邪魔しないでよねｯ！」








ﾊﾟｻ…








？「くｯ…くふふ…みーつけた」








貴/花「「ｯ!?」」









？「うっわ…その包丁なっつかしー！」









？「んん？…隣にいる子…何か見たことあるなぁ」









？「まぁ、いいや…俺のこと…覚えてるよね？」









？「あまね」









花「ｯ…」

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