【wrwrd!】兄の友達は今日も煩い.【zm】

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2人分の朝食を作り、といっても主食はパンだから簡単なものだけれど、用意する。

毎日2人分用意していると考えると、私も過保護だなぁと思ってしまう。

兄さんの分は少し多めに盛り付けた。

いつもおかわりをするから、多めに作らないとすぐになくなってしまう。



『兄さん、朝だよ』

zm｢ん………｣

『起きてー』

zm｢もうちょっと、寝る………｣

『じゃあ今日の朝ごはんは無しね！』

zm｢おはよーーっっ！｣

さっきまで寝ていた人とは思えないような明るい笑顔をこちらに向けてくる。とても眩しい。

『朝ごはん作ってあるから、一緒に食べよう？』

zm｢いわれなくてもそのつもりやで｣

にかっとはにかむ兄さん。どこまで子供なんだろう。

お互い正面に座り、｢いただきます｣と言うと、兄さんはあっという間に食べ終わってしまった。

zm｢ご馳走さま！今日のも美味しかったで〜｣

『あ、ありがとう。』

正面から褒められるのは、何回あってもなかなか慣れない。

『あ、兄さん』

zm｢んー？なんや？｣

『課題でわかんないところあったから、教えてほしい』

zm｢じゃあ10時までなら教えられるけど、それでいい？｣

『ありがとう。……え、10時からはまた…？』

zm｢そう、遊ぶで｣

『じゃあ私もそれまでに終わらせられるようにするね』


英語の課題と教科書、筆記用具を取りに自分の部屋へと行くことにした。

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