君がいたから (ページ16)

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ドンッ、

ガッターーーン、バッターーーーン！！！

あぁ、見つけた。

分かるよ。

絶望を知るから、人は、希望を求めて
希望へと憧れを持って、手を伸ばすんだもの

「失礼します」

HS「……ッ、なに？」

「お疲れ様です」

HS「今、集中してるから出てってくれない？
俺になんか用事ある？ないでしょ？出てけよ！」

「あるから、入ってきたんです。
私が入ってきた瞬間から、集中は切れてます

座りましょう？

はい、これ飲んでてください(•ᵕᴗᵕ•)」

マグカップに入ったホットミルクを
項垂れて座るホビさんの隣にコトっと置いて

先ほど倒したであろう椅子やテーブルを
ひとつずつ直していく
ぼーっとした視線を感じるが、気にもせず。

そしたら、コトっとマグカップの音がしたから飲んだんだなぁ、とひと安心。