サイドストーリー 3ー11 ページ19
「瀬名先輩が素直に謝った……！」
あんずさんが、あんぐりと口を開けて驚いている。
「ちょっとぉ！失礼にも程があるでしょ？人を何だと思ってるの？ちょーうざぁい！」
あ、一瞬でもとの瀬名先輩に戻った。思わず笑いかけたところで、キッと瀬名先輩の視線が飛んで来たので慌てて開きかけた口元を整えた。
瀬名先輩はぶすっとした表情のまま、何かを私の頭にベシッと押し付けた。
「アンタには世話になってるのは事実だからね。今回は特別にプレゼントしてあげる。ありがたく思いなよ。はい。俺とナルくんから」
「あらやだ！泉ちゃんフライングよ！フフッ、Aちゃんいつも頑張ってるから、少しでも休めるようにって、アロマのセットなの。良かったら使ってね？」
「え…っ！ありがとう…でもなんだか申し訳ないよ…」
「Birthdayなんですから気になさらないでください、お姉様。私からのpresentはこちらのbirthday cakeとsweetsです！オススメのお店に頼んで作って頂いたのですよ！昨日はこの材料を運んでいたのです。」
ぜひ召し上がっていただきたくて！と、誇らしげに胸を張る司くん。部屋の真ん中に、全員でも食べきれなさそうな大きな、そしてとても美味しそうなケーキと、沢山のお菓子が並んでいた。
その流れで、みんなが次々とプレゼントを渡してくれる。途中から持ちきれないほどのプレゼント。そんなにもらうのは初めてで、嬉しいやら申し訳ないやら、なんとも言えない気持ちになった。
そんな中、朔間先輩がゆっくりと近づいてきた。
「さてさて…それでは我輩たちからもかわいい妹分に贈り物をするとしようかの？」
そういうと意味ありげに微笑む先輩。それと同時に、ほかの五奇人の先輩たちもにっこりと笑って頷いた。いつもかたい表情の斎宮先輩まで、なにやら挑戦的な微笑みをしている。
「ある話を聞いて、それならこのプレゼントが一番じゃろうと思っての…」
「ふふっ…ああ…これぞまさ傑作！久々に腕がなったよ！完璧な作品だ！感謝したまえ小娘！」
「ぼくたちからのぷれぜんとは、とくべつですよー。きょうしか、みられないかもしれません。」
「ふっふっふ…このパーティーでも充分驚いたかもしれませんが、それ以上の驚きを差し上げましょう！さあ！ご覧あれ！」
日々樹先輩が声を上げながらドアを指差す。そのドアが開いた瞬間、私は彼らの期待通り、驚きで一瞬かたまってしまった。
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minrisyan(プロフ) - 星乃刹那さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！ゆっくり更新ですが、皆さんに夏目くんの魅力が少しでも伝わるように頑張ります！！ (2020年3月5日 23時) (
レス) id: 8bdb17c1dd (このIDを非表示/違反報告)
星乃刹那(プロフ) - うわぁ、すごい好きです！続き楽しみにしてます！ (2020年2月20日 14時) (レス) id: 7c149933cf (このIDを非表示/違反報告)
minrisyan(プロフ) - 一期Loveさん» コメントありがとうございます！私の理想の夏目くんをひたすら書かせて頂いているのですが、気に入って頂けたのなら嬉しいです！今後もまだまだ更新をしていきますので、どうぞよろしくお願いします！ (2019年9月5日 20時) (レス) id: 84aad287f8 (このIDを非表示/違反報告)
一期Love(プロフ) - 凄く面白いです！本編の方もすぐに読み切っちゃいました。読み返しては夏目くんいいなーと思わせて頂いています！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2019年9月5日 3時) (レス) id: 2345a9075e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minrisyan | 作成日時：2019年9月1日 20時
