だるまいずごっどとの日常 (ページ9)

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女の子の日ページ9

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朝起きてベッドから降りると下腹部からどろりと流れる感覚、それからズキズキとした痛み。
ああまたか、なんて気分がしずむ。
そうこれは女の子の日と呼ばれるもので、つまりは生理だ。生理には個人差があると言うけど私は結構重いタイプらしくて基本的には下腹部の痛みと頭痛、酷い時は吐き気もする。あと結構情緒不安定ですぐにないちゃうめんどくさい女。

……でも、普段はだるちゃんが

「ん～よしよし、嫌やなぁ痛いなぁ。お薬飲もか。大丈夫、大丈夫俺が横におるでな、」

なんて言いながら慰めて精一杯お世話してくれる。けど、今日は大妖怪での配信をすると前から告知をしていたらしくて

「夕方一緒におれやんかも……1人でおれる？配信やめとこか？」

心配をされてしまった。
けど大妖怪を待っている人は沢山いるし私は大丈夫だから、と強がって断ってしまう。いくらだるちゃんが私の事大好きでも私だったらこんな女めんどくさくて嫌になるから。

そんな考えがバレていたのか、

「そうやって嘘つくとこあかんて～俺アホやから真に受けるやろ～？」

とふざけて私の鼻をつまみながら、だけどその顔は優しさに溢れた真剣な顔で。

「いらいんらけろ」

鼻をつままれているせいでまったく可愛くない汚い声でしか喋れなくなる。

「まぁためんどくさい女とか考えとったやろ～、Aのそういうとこ俺いやかも。ちゃんと俺にして欲しいこというて？」

そんなだるちゃんの優しい声になんだか泣きそうになりながら頑張って答える。

「配信してていいからそばにいてほしい、」

「んふ、わかった。」

わがままかな、って私の不安をかき消すようにふわふわ頭を撫でてくれるだるちゃん。嬉しいかも。だるちゃんのファンには申し訳ないけど私を優先してくれるだるちゃんが大好きだ、なんちゃって。