ピアス ページ3
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ふにふに
「…………なぁA」
「なぁに?だるちゃん」
「そろそろ耳触るんやめて欲しいんやけど」
ゲームをするだるちゃんの耳を触り続けること早1時間。流石に迷惑だったのか文句を言われてしまった
「…………」
ふにふにふにふに
「黙んなってww」
「だるちゃんのピアスいいな〜って」
かっこいいよね、そう付け足してまたピアスの着いたの耳を触り出す。じんわりとだるちゃんの耳が赤くなったのが見える
「んふ、だるちゃん照れてる?」
「そうやって素直に褒めんのずるいと思うんやけど」
ちょっと褒めたらすぐに照れちゃうかっこいい私の彼氏さんはかわいいな。
「だって〜だるちゃんかっこいいんだもん。
ねね、私がピアスあげたら付けてくれる?」
昨日アクセサリーショップに行った時だるちゃんにピッタリの赤くて綺麗なピアスを見つけて、つけてくれないかな?重たいかな?なんて考えちゃったから聞いてみる。
「えっまじ?Aが選んでくれんの〜?嬉しいんやけど!!むしろ俺もAにあげるから2人でつけよや、」
重いかもなんて心配は杞憂だったみたいでだるちゃんはこれでもか、と言うほど喜んでくれる。……よかった、
「んへ、ほんと?私もだるちゃんが選んでくれたのつけたい」
「当たり前やん、今度買いに行こか?」
「ん、デートしよ」
愛しい彼氏様にピアスを選んでもらうだけでも嬉しいのにデートの約束までしてくれるなんて私が世界で一番幸せかも、なんちゃって。
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作者名:翡翠 | 作成日時:2021年11月26日 1時