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. side 6
自分のベッドで、目を覚ます。
(若干、二日酔い気味)
それでも、少し疲れが抜けているように思うのは
Aのお陰でもありそう。
.
「おはようございまーす」
タクシーで球場入りして、廊下を歩く。
「ぉ、勇人。昨日はデートだったみたいやん」
前を歩いていた内海さんが、ニヤニヤしながら振り返った。
「はあー？ちゃいますよ、誰情報っすかそれ」
内「菅野智之」
「あいつ、」
内「可愛い子だったじゃん、えーと、Aちゃんやっけ？」
「気軽に名前で呼ばんでください、桜庭さんです」
声を出して笑った内海さんは、ロッカーへと入っていった。
.
亀「どしたん、あいつ」
爆笑しながら入ってきた内海さんをおかしく思ったのか、亀さんが指を指しながら聞いてきた。
「頭おかしいんすよ、ぱっぱらぱーやから」
菅「おはようございまーす」
「あ、智之」
俺を見つけるなり、ニヤニヤして近づいてきた智之は
菅「勇人さん、昨日のデートはどうでしたか？」
なんて、聞いてきた。
「デートじゃないし」
菅「え、違うんですかー？」
ニヤニヤニヤニヤ
智之の横から、また新しいニヤニヤ顔のやつが出てきた。
林「怪しいっすね」
こいつがニヤニヤしとんのは、なんか腹立つ。
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「黙れ、ふたりとも」
林「だって、昨日のアレはね？」
“昨日のアレ”？
俺、何かしたっけ。
亀「俺のAちゃんやから、取るなって事で紹介したんちゃうん？」
菅「俺らはそう捉えましたよー」
「全然ちがうわ！あいつのこと好きじゃないからな！」
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呆れた。
どうして大の大人がこんなにも‥‥
何だか疲れて、椅子に座る。
まだやいのやいの言ってる彼らに、今何か言っても通じんやろ。
阿「それにしては、スッキリした顔してるじゃん？」
「、阿部さんまで止めてくださいよー」
阿「あははは」
やっぱり、阿部さんにも疲れてたことは張れてたか。
(気合い入れよ)
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今日からまたスタートライン
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年8月2日 22時
