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扉をゆっくり、音が立たないように開ける。
リビングの電気がついていて、これはもう無理だと悟る。
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『咲ごめん！』
扉を勢いよく開けて手を合わせる。
何の返事もなくて、勢いで閉じてしまった目をゆっくり開ける。
全くもう、みたいな顔をする咲が目に入った。
咲「心配した。ショウさんとゴタゴタなってるのかと思った」
真剣な顔になった咲は、私をまっすぐに見た。
咲「今日の朝、明らかにあんた嘘ついてたし。そりゃ、結婚のことだから周りに言いにくいと思う。私も、無理して話してほしくない。だけど、こんな状況で遅く帰ってきたら、誰だって不安になる。」
咲「大切なひとだから尚更、」
(‥‥咲、)
テーブルを挟んで、クッションの上に正座する。
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『ごめんなさい。本当は、ちゃんと話出来てませんでした』
咲は、うんと頷いた。
『昨日、家に行ったら‥‥、』
あったことを全部話した。
昨日のこと、今日のこと。
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咲「まさか、ショウさんがそんなことしてるとはね。正直、驚きでしかないけど、それはあんたが一番そうだと思うし。」
咲「よく頑張った」
その一言に、一粒、二粒涙が零れた。
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咲「それで、その男の人ホテル代まで払ってくれたんだ」
『そうなの。‥あ、今日お金返そうと思ったのに、』
咲「どこのホテル？」
『駅前の方に向かって、川沿い走って、橋渡ったとこの』
咲「え、マジで言ってる？あの、半端なくゴージャスなとこ？」
咲は、驚きが隠せないのか、うわ太っ腹、って呟いて苦笑いしていた。
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シャワーを浴びて、ソファに寝転がる。
(明日は午後から物件でも探しにいこうかなぁ‥)
気付けば睡魔に負けて、眠りについていた。
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
