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. side 6
風のように去った彼女
その面影を、隣に探す。
リ「良かったの？あの子送っていかなくて。大切な彼女でしょう」
「彼女じゃないから」
開いていた本を閉じる。
彼女を落ち着かせるためにここ呼んだものの、本を読む気分じゃない。
リ「通りで雰囲気がいつもと違うと思った」
「‥‥あの子は、そんなんじゃないから」
リ「分かったわよ、」
必死になっちゃって、
小馬鹿にするようにリカは笑った。
.
リ「ただの友達をここに連れてきたの？」
「何だよその言い方、」
リ「やだ、良い意味でよ！あんたがここに連れてくる女、ろくでもない奴ばっかりだったからね」
その言葉を飲み込むように、酒を流し込む。
そんなの、もうやめた。
きっと、あんな奴等が好きだったのは
巨人の坂本勇人
プロ野球選手の坂本勇人
.
「あの子、俺が野球選手って知らんみたい」
リ「へぇー、そんな子もいるのね」
「亀さんと慎吾にも会ったんやけど、気づいてへん」
リ「野球に興味無いんじゃない？何の仕事してるの？」
「出版社、なんて雑誌やったかな、」
あかん。
横文字は苦手やねん。
あれ、そう言えば今度‥
リ「はいはい、それ飲んだら今日はもう帰ってね」
「言われんくても帰るわ」
.
最初ここに来たときは、
本なんか読まんし、つまらんとこに来たと思った。
気付いたら、それが変わったのも
俺が成長したのか、
ただ丸くなっただけなのか。
(まあ、前の俺より今の俺の方が、自分でも好きやけどな)
夜道を歩いて思い出すのは、
あいつの腕を掴んだときの
泣きそうな顔だった。
.
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理彩(プロフ) - ゆゆ。さん» ありがとうございます。どハマりしちゃってください！笑頑張ります！ (2018年8月2日 20時) (
レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - この作品大好きです！もうどハマりしちゃってます♪更新頑張ってください！ (2018年8月2日 13時) (レス) id: 3e6ff657de (このIDを非表示/違反報告)
千南 - 理彩さん» これからも応援してます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 44f061dcc9 (このIDを非表示/違反報告)
理彩(プロフ) - Satomigさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。長編になると思います笑 (2018年7月21日 9時) (レス) id: 7805605240 (このIDを非表示/違反報告)
Satomig - こんばんは！ 更新されるのが楽しみで仕方ないです！笑 話が現実味があって読んでいてとっても楽しいです！ 長編希望です！ (2018年7月21日 0時) (レス) id: c98854b979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：理彩 | 作成日時：2018年7月16日 18時
