今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:2,286 hit
小|中|大
幕間 ページ20
[同時刻]
「……鼠が入ってきたようだが」
ランタンの淡い光が照らす庭。テラステーブルを前に紅茶を嗜む女性が、彼らの到着を勘づく。
「今度の迷い子は、かの剣士の息子の様です。此処はわたくしが丁重にもてなし、早急に退避願う様に促してきましょう」
「鼠に言語が通じる訳無かろうに。
慈悲はいらぬ。疾く殺してくるのだ。ここまで来れたのだ、かの鼠だろうと苗床にはなれるだろう」
「……我らが女帝の望むままに」
シスターであろう女性は一冊の本を抱え、その場を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
6人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミンミンゼミ31039 | 作成日時:2018年12月8日 22時