天使の家に住む

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「では、こちらに印鑑を押していただいて、」

はい、完了ですね！

とソクミンさんは眩しすぎる笑顔で言った。






無事に契約し、安心していたのも束の間

私1つ忘れてる事あるよね？

あれ、うん。え、っと

JH「楽しみだね○○！」

ああ、そうだった。
私今月からこの人と(やむを得ない)同居をするんだ。

確かに嬉しいけど

ねえ？


「あ！○○さん〜もう1つだけお話があります」

とソクミンさんに呼ばれた


はい〜何でしょう、と小走りで受け付け口まで行く

「部屋の番号とか諸々のお話してませんでしたよね」

あ、ジョンハンさんも一緒にどうぞ〜なんて私の隣にジョンハンさんを呼ぶ。

「………、」

JH「………」

え何も喋らないの。気まず


でもソクミンさん。そんなのは気にも止めずにベラベラ喋る(説明してくれている)


「でですね〜お部屋の番号が7001号室に変更になります。○○さんの場合ですねこれは」

なので〜住所変更みたいなものをして〜

1個1個丁寧に説明してくれるソクミンさん。

でもベラベラ長く喋るので何が何だか分からない

隣に座っているジョンハンさんも痺れを切らしたのか

JH「ソクミナ、つまりお前は何が言いたいんだ？」

とタメ口プラス名前呼び捨てのダブルパンチ。
に追加で、目の奥が笑っていない笑顔をソクミンさんに向けた。

いやいや、短気すぎじゃない？


「っひぇっご、っごめんなさいっ」

ほらソクミンさんもこの有様


「つ、つまりですね先に契約されたのはジョンハンさんでして、そこに○○さんが住むとなると、

やはり先に契約したジョンハンさんが家主となる訳です。

となると、こちらを見てください。


机の下から出てきた1枚の紙



【シェアハウスをするにおいての諸注意】




そこで私は見てしまった。








【一、家主を決め、その人に従う】

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